英語が苦手な高校生必見!東大生直伝、英単語学習の正しいやり方

みなさん、英単語の勉強はしていますか?

学校の英語の授業において、英文法や長文読解の学習はあっても、英単語だけを勉強というのはなかなかないと思います。どの学校でも、英単語は「自習するように!」と言われる機会が多いのではないでしょうか。

でもぶっちゃけ、どうですかみなさん?

学校で配られている英単語帳がある人もいるでしょう。それ以外にも、本屋に行けば多くの英単語帳があって、「これだけ覚えればイケる!1800語!」とか「試験に出る順の英単語帳!」とか、そういう本を何冊か持っているという人もいると思います。

でも英単語って、自分で勉強するのすごく大変ですよね。覚えなきゃいけない量もすごくたくさんありますし、熟語や類義語・反対語なんかも英単語帳には書いてあって、それも全部暗記しようとしたらすごく時間がかかります。また、日本語の意味は言えるようになっても、スペルまで全部覚えるのは至難の技です。

英単語を勉強しなければならない最大の理由

英文

どれだけ頑張っても受験では「英単語の知識だけを問う設問」ってほぼ存在しません。「この単語の意味を答えなさい」みたいな問題が出るわけではないですから、がんばって英単語を覚えても成績にはなかなか直結しないのです。

そう聞くと、「はたして大変な思いをしてまで英単語を暗記する意味はあるのか」と思ってしまいますよね。

僕は高校時代、ずっとそんなことを考えながら、嫌々英単語を暗記していました。毎朝学校で英単語の小テストがあって、一定の点数を取らないと補習があるのです。「こんなもの覚えても、合格できるのかよ」と思いながら、毎日を過ごしていたことを覚えています。

でも、今だから分かるのですが、英単語を勉強するのは、実はすごく大きな意味があります。

英単語が分からなければ、英文を読むことはできない

例えば、皆さんが英語の長文を読もうとして挫折する場合、実は英単語がネックになってしまっていることが6割くらいの確率であるのです。試しにみなさんが「この英文読めない!」と思ったものをGoogle翻訳で「日本語→英語」にしてみてください。文法的には何言ってるか分からないし、たどたどしいし、ミスが多い可能性もありますが、ぶっちゃけ読めてしまいます。何が書いてあるかはGoogle翻訳で十分できるんです。

逆に言うなら、長文が読めないのはGoogle翻訳ができていないのと同じなのです。
誰も、九九の掛け算ができない状態で数学は解けません。同じように、英単語が分からない状態では英語を理解することができないのです。

赤シートを活用!東大生直伝、英単語の効率的な覚え方

英単語 カード 整列
というわけで、英単語を覚える意義は分かってもらえたと思いますので、ここから先は具体的に英単語を暗記する方法をお話ししていきたいと思います。

多くの人が勘違いしているのですが、単語というのはただ見ているだけでは覚えることができません。ただぼんやり眺めているだけで覚えられたら天才です。それはもう、東大生の中にも全くいないぐらいの大天才でないと難しい芸当です。
なので、暗記するためには単語を眺めるだけでなく、2つのことを意識する必要があります。

①アウトプットを意識するべし

英単語を暗記するためには、単語を見ているだけでなく、きちんと覚えているかどうかをチェックする必要があります「覚えよう!」とするだけでなく、「覚えてるかな?」と常にチェックしてテストすることが大切なのです。

例えばオススメなのは、「赤シートでチェックする」とやり方です。ただ見るだけではなく、「覚えられたかな?」というのを英単語や意味を赤シートで消して答えられるかどうかチェックしつつ進めていくのです。

見ているだけだと、どうしても集中力は持続しません。なぜかというと「見る」というのは無意識にできてしまうことだからです。なので「解く」やり方にすることで視線や脳を英単語に意識させることができ、結果暗記しやすいものなのです

テストを意識した覚え方でより効率的に英単語を習得しよう

また、テストでどう聞かれるか?」を常に意識するというのも有効です。例えば、一対一対応で覚えられるようにして、日本語を言われたら英語で返せるレベルになったとします。しかし、いざ試験になると全く違う形や長文で出てきて「2つの意味のうちどちらでしょう?」となったり、類義語や反対語を答える問題が出てきたり、もしかしたら覚えていない別の意味を問われる形で出てきてしまうこともあるのです。
そうならないように、常に「どうやって問われるか?」を考えておきましょう。

オススメなのは、受けるテストの問題や大学の入試問題の過去問を見ておくことです。「ああ、こうやって問われるんだ」「この問題に答えられるように覚えなきゃいけないんだな」とゴールを明確にして覚えるようにしましょう。

②できているところとできていないところを分ける

先ほど赤シートで消すやり方をお勧めしました。しかし覚えている単語をいくら見返しても意味がありません。むしろきちんと、覚えた単語・覚えていない単語を分けていないと、時間の無駄になってしまう可能性だってあります。

オススメなのは、「○×△」で覚えたもの・覚えていないもの・あやふやなものをチェックし、×と△を重点的に覚えていくやり方です。これでできているもの・できていないものを見える化し、全部○になればOKというわけです。

できていない単語を重点的に学習できるのも「○×△」勉強法のメリット

特に×や△の「覚えていないもの」だけでテストを作成することで、より抜け目ない学習が可能となります。できないところだけを集めて何度も繰り返していくというのは、「弱点を消す」方法として最適です。そして人間、どうしても「覚えにくい単語」も「難しい単語」も出てきます。必要なのは、「自分の弱点になる単語」を自分で把握し、その苦手を得意に変えていくというやり方です。

他にも長文問題や英文法問題で「意味がパッと出てこなかった単語」をメモしておくのもオススメです。別にスマホの写真で撮っておくのでも全く問題ありません。それを見返したり、単語帳でチェックし直す。単純ですが、こういう地道な努力によって英単語は覚えやすくなります。是非みなさん頑張ってください!

著者・書籍紹介


西岡 壱誠(にしおか いっせい)
偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」、そして「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。東京大学で45年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める。講談社『モーニング』で連載中の「ドラゴン桜2」に情報を提供する東大生団体「東龍門」リーダーを務める。また全国4つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に勉強法を教えており、静岡県沼津市にある誠恵高校では理事長付学習特別顧問を務める。19万部のベストセラーとなった『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)など著書多数。

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