学生靴の定番の座に君臨し続ける、ローファー。特にこの春新1年生になる高校生の皆さんの中には、人生で初めてローファーを購入する人もいるのではないでしょうか。
革靴の種類の1つ、ローファーは、スニーカーと違ってフォーマルな雰囲気もあるので、通学時はもちろんどんなシーンにも使用可能。高校生なら一足は持っていたい代物です。
しかし、初めて購入する人は、ローファー選びのポイントが分からない人もいますよね。お店に行っても迷ってしまって結局買わずじまいだったり、せっかく買っても全然自分に合わなくて履かなくなってしまったりもします。
そこで今回は、初めてローファーを購入する人でも失敗を防げる、おすすめの選び方をご紹介します!ローファーの選び方が分からなかった人は、ぜひ参考にしてみてください。
ローファー選びのポイント〜「履き心地」編〜
靴選びで非常に重要なのが履き心地です。長く歩いても疲れない、靴ずれしない商品を見抜くのはなかなか難しいですよね。
ネットには、高校生に人気のローファーがランキング形式で紹介されている場合も多いですが、履き心地は人によって様々です。自分の足にフィットする靴を探さなくてはなりません。
では、何をポイントに選べばいいのでしょう。
素材は2種類!
まずはローファーの素材です。素材には本革と合成皮革があります。それぞれ長所と短所がありますので、自分が何を優先したいか考えてみてください。
本革
買ってから靴ずれしにくいのは本革です。合成皮革に比べて、本革のローファーの方が生地も柔らかく伸びやすいです。最初は慣れないかもしれませんが、履いていく内に足に馴染んでいきます。
また、風合いも良く高級感があるので、見栄えを気にする人には本革がおすすめです。
しかし、本革は雨に弱く、手入れにも手間がかかります。値段も高めなので、気に入った1足を長く履きたい人向けと言えるでしょう。
合成皮革
合成皮革は合皮(フェイクレザー)と言って、生地に合成樹脂を染み込ませたり塗ったりした素材のことを指します。
雨用のレインローファーなどは合皮でできていて、汚れてもすぐに洗えて手入れが簡単です。値段も安いものが多く、中には1000円台の商品もあるくらいです。軽くて歩きやすいのも特徴です。
ただ、硬い素材なのでサイズ選びを間違えるとすぐに足が痛くなります。本革に比べると耐久性にも劣るので、毎日たくさん履く人はすぐにローファーがダメになってしまうかもしれません。安い商品を買って、こまめに買い替えることをおすすめします。
サイズ感は妥協しないで!
次に、最も需要なサイズ感のポイントです。近くに靴屋があまりなくて、ネットでの購入を考えている人は特に注意してください。
緩めはNG!
スニーカーを買う感覚で、足のサイズより少し緩めを選びたくなるかもしれませんが、ローファー選びで大切なのはフィット感です。特に踵の緩すぎは、靴ずれの大きな原因となります。
長く歩いても痛くならないローファーを選ぶには、普段買うスニーカーのサイズより1cmほど小さめを目安にしてください。
既存のサイズが微妙に合わない人は、靴用の中敷で調整すると良いでしょう。
幅広さんは3E以上を!
日本人は足幅の広い人が多いので、ローファーも幅広サイズがたくさん展開しています。
2Eサイズはスッキリ見えるので女子には人気ですが、足幅が広めの人は3Eサイズがおすすめです。
もっと足の大きい男子学生や、外反母趾の人向けには4Eサイズもあります。
補足として、足のサイズと足幅は必ずしも比例するわけではありません。サイズ展開の充実した商品なら、レディース用の小さな靴でも3E以上の足幅サイズがありますよ。
ヒールは2〜3cm
レディースシューズにはヒール問題がありますが、ローファーのヒールにも様々な高さがあります。
学生靴で一般的なヒールの高さは2〜3cmです。ペタンコでもなく高すぎでもないので、歩きやすいと感じる人が多いのです。
しかし、中にはヒールの高い方が歩きやすい人もいますよね。校則でOKなら、5〜7cmとヒールが高めのローファーもあります。
靴底はゴム底がおすすめ!
ローファーの靴底には皮底とゴム底(ラバーソール)があります。走ったり歩き回ったりする可能性の高い高校生なら、断然ゴム底がおすすめです。
ゴム底は滑りにくく、皮底よりもクッション性もあるので足の裏が痛くなりにくいのです。
スニーカーのように底に溝があるタイプのゴム底は、さらに滑りにくいので雨の日でも心配ありません。
ローファー選びのポイント〜「デザイン」編〜
ローファー選びではデザインもポイントです。特に、おしゃれに気遣う高校生ならデザイン重視でローファーを選ぶのではないでしょうか。
デザインを選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。
ローファーの種類を知ろう!
ローファーには、大まかに4つの種類があります。あなたが気にいるデザインは、どのタイプか考えてみてください。
コインローファー
学生用のローファーとして定番の種類がこのコインローファーです。甲の部分にコインを挟んだような窪みがあります。
ローファーの中でもスタンダードタイプとして知られ、どんな制服にもマッチしやすいので、初めての購入には一番おすすめな種類です。
タッセルローファ
ー
タッセルローファーとは、甲の部分に小さなタッセルのついたローファーです。アメリカでは、特に弁護士の人がビジネスシューズとして多く愛用しているそうです。
飾り付きなのにフォーマルな印象のデザインは男女問わず人気で、周りとはちょっと違うローファーを履きたい人にはぴったりです。
ビットローファー
甲のベルト部分に小さな金具がついたものがビットローファーです。両サイドに引っ張ったような、馬具に似た形のその金具が品の良い高級感を演出しています。
女子ならドレッシーな場にも合いますし、おしゃれな男子にも人気です。
ただ、校則でOKかどうかの確認が必要なので気をつけてください。
また、金メッキの金具だとすぐ剥がれて安っぽく見えてしまうので、扱いには注意が必要になります。
ヴァンプローファー
ヴァンプローファーは、甲の部分に何の飾りもない、スリッポンのようなシンプルなデザインが特徴です。普段着に合わせても違和感がなく、色々なコーディネートの中で活躍します。
スタイリッシュなデザインはどちらかといえば男子に人気で、メンズシューズで多く見かけるデザインです。
色は校則をよくチェックして!
デザイン選びで欠かせないのがローファーの色です。どんなシーンにも履けるスタンダードは黒で、校則で「黒のみ」と決まっている学校もあるくらいです。
学生用のローファーで、定番色には茶色もあります。一口に茶色といっても濃淡によって全く印象が異なりますし、季節によって履き分ける人もいます。
茶色の中でも華やかな赤茶色は人気色で、足元に垢抜けたイメージが欲しい人におすすめです。
- 1
- 2