長い長い夏休みが終わり、9月から新学期が始まりました。
9月といえば、夏休みの宿題提出に追われる時期……ではなく文化祭シーズン!
さまざまな学校で文化祭が開かれますよね。
そこで気になるのは、「他校ってどんな文化祭をやってるの?」ということではないでしょうか。しかし友達がいる学校ならともかく、全く知らない高校の文化祭は行きづらいですよね。
でも気になる……。他校ってどんな文化祭をやってるんだろう……?
ということで、アオハル編集部がさまざまな高校の文化祭を取材してきました!
まずは文化祭取材シリーズ第一弾 東京都立多摩科学技術高等学校の文化祭の様子をご紹介します。
多摩科学技術高校ってどんな学校?
多摩科学技術高校は、JR中央線 武蔵小金井駅から徒歩10分の公立高校。生徒全員が理系というとても珍しい特色を持っています。
科学研究部など珍しい部活動もあり、普段から土壌改善やケミカルリサイクルなどさまざまなことを研究しているそうです。
それでは、そんな多摩科学技術高校の文化祭をさっそく見ていきましょう!
全員休み返上!?気合いが凄すぎるジェットコースター
まず最初にご紹介したい出し物は、1年6組の「Space Ship」です。
宇宙旅行をテーマに教室にジェットコースターを作ったかなりインパクトの強いクラス。
設計から材料調達、組み立てなど全ての工程を生徒がこなしたという力作のジェットコースター!勢いよく直下し、教室を大きく一周します。カーブも勢いよく曲がり、お客さんからは大きな悲鳴も上がっていました。
ジェットコースターを作った1年6組の松村さんにお話を聞くことができました!
「とにかくでかいことをしよう!」というクラスの話し合いからジェットコースターを作ることに決まったそうです。
材料となる木材は近所から廃材を無料でもらい受けることができたものの、20~30㎏の木材を手分けして学校まで運ぶのはジェットコースターを作る中でもかなり大変な作業だったのだとか。
計画段階ではもっとカーブが多かったり、落下角度がより急だったというジェットコースター。しかし設計上どうしても難しく、先生にも協力してもらいながら制作を進めたそう。生徒の「やりたい!」という気持ちに寄り添ってくれる先生なんですね。
全員夏休み返上で作業に取り組み、試行錯誤を重ねた結果、一日で200人以上が訪れる超人気店に!ジェットコースター自体のクオリティーはもちろん、クラスの団結力や行動力に感動しました。
ロボット研究部のLEGO作りが本気すぎた
続いてはロボット研究部の展示。
ここでは各机ごとに大きなLEGOが飾ってあり、教室に入った瞬間思わずおおっと声が出るほどのハイクオリティーな作品揃い!
もちろん、ただ大きなLEGOを組み立てるだけではありません。小さなボールを次々に運んだり、さまざまなパーツがくるくると回ったりとロボット研究部らしい作品です。
3か月の制作期間中何度もロボットの耐久性を試したり、それぞれのパーツが動くタイミングを修正しながら作りあげたという力作。
教室には親子連れ、特に小さな男の子が多くロボットの動きに夢中になっていました。普段は科学に触れることのない子供でも楽しめる素敵な出し物でした!
教室がサーキットレースに!最速はやっぱり〇〇部部長!
さて次は生徒が作ったスロットカーを、これまた手作りのサーキットで競争させるタイムアタックレース!
なんと教室には大きくランキングが表示されており、少しでもいい順位をとりたいと男の子たちは夢中でスロットカーを操作していました。
そんな熱いバトルが繰り広げられる中、ふとランキングを見てみると……
やっぱり最速は陸上部部長!
さすが陸上部部長、走ることとなればやはり最速だったようです。
男の子が夢中になるサーキットレース。ばっちり子供たちの心を掴んでいました!
白衣の似合う科学女子、女子力も高かった…
続いての出し物は、女子の多い生活科学研究班のバスボム作り!
「重曹で女子力アップ…?」というタイトル通り、アロマオイルが入ったバスボム作りを体験することができます。
サーキットレースやロボット研究部は生徒もお客さんも男子が多かったのですが、生活科学研究班では女子が主体となり出し物を運営していました。
バスボムの材料は重曹、クエン酸、色をつけた塩とアロマオイルです。
とにかく容器に入れた材料を振りまくる!
少しずつ水を加えながら、とにかく振って振って振りまくりました。
材料をぎゅっと型に押し込めて、後は乾燥させるだけ!
完成したバスボムは家に持って帰ることができますが、一生懸命振って作ったためか愛着が湧いてしまいお風呂に入れずに部屋に飾っています。
生活に身近な科学を体験できる、とても楽しい体験でした!
大切なのは知識よりひらめき!?数学研究部の問題に挑戦
次は数学研究部の出し物。
たくさんの数学の問題が置いてあり自由に解いていくというスタイルで、子供から大人まで一生懸命挑戦していました。
問題対象が分かれており、誰でも解ける問題から中学生以上の知識がないと解けない問題まで種類豊富。
迷わず誰でも解ける問題を手に取ったアオハル編集部ですが、全く太刀打ちできず。
S先生が途中で花屋さんに引き返す感じがいかにも「数学の問題」という感じでとても難しかったです。
懐かしい~!こんな問題あったな~!と言いながら1問も解けず教室を後にしました。
理数系の人は本当に凄い……。
- 1
- 2