前回の記事ではティラノビルダーの導入方法と企画書の書き方をご説明しました。今回はシナリオの書き方。シナリオを書けるようになるトレーニングについてご紹介します。
目次
基本的なシナリオの書き方
まず、シナリオの書き方ですが、簡単に自分の頭の中にある情報を箇条書きで書き並べていきます。
例えばですが……
・主人公は若い村人
・モンスターと共存
・心強い仲間の存在
・魔王が復活
・究極の呪文
・世界が滅亡
・伝説の剣
・世界を救う
・勇者
出たら起承転結に分ける!
いい感じに出てきたアイデアを起承転結に分けていきましょう!
ちなみに起承転結というのは……
起
現状やストーリーの設定説明
承
事件が起こる
転
解決への糸口が見つかる・事件が解決する
結
ストーリーの終わりに向けて締める
これを参考に先ほどの情報を分類していくと……
起
主人公は若い村人
モンスターと存在
承
魔王が復活
世界が滅亡
勇者
転
心強い仲間の存在
究極の呪文
伝説の剣
結
世界を救う
はい。完全にスライムが出てくるやつですね。
とりあえず、こんな感じにかけたら次はプロットを作っていきます!
プロット
プロットとは最初から最後までの大まかな流れを文章にしたものです。
以下例文です。
主人公Aはアオハル村でモンスターと共存しながら穏やかに暮らしていました。
しかしある日魔王が復活し、モンスターたちが凶暴化しました。世界中は混乱に包まれ、多くの人がなくなりました。アオハル村も例外ではなく、主人公は平和を再び取り戻すために仲間を連れて魔王に挑みました。
見事勇者(主人公)は魔王を倒し、世界に再び平和が訪れました。
こんな感じで、最初から最後までを書いたものをプロットと呼びます。あらすじは読者に向けて書くのでネタバレは厳禁ですが、プロットは編集者や自分が後から見直すものなので結末までしっかり書いておきましょう!後から見直したりもする、かなり重要な部分です!
起承転結がしっかりしていればプロットが簡単に書け、プロットが簡単に書けていればシナリオも簡単に書けるというスバラシイシステムです!
※最初は、そんなにガッチリ書かなくてもいいと思います……
書く前に文章のルールを理解しよう!
いよいよ本文を書いていくわけですが、その前に簡単に文章のルールを説明します。
・「!」「?」の後には全角スペースを入れる・
・「」の中の文章は最後に「。」を付けない。
・「…」(サンテンリーダー)「—」(ダッシュ)は偶数個使う。2個セットが一般的です。
・字下げを行う。その時に「」は下げない。
(基本的にいい感じに文書が途切れたと思ったらスペースを1個入れておいてください。見やすくなります。)
いきなりルール的なものを説明しましたが、守らなければいけないなんて決まりはないですし、表現の自由ですから基本的には好きに書いて問題ないと思います!ただ、見直しできるように見やすくルール化しておいた方が後々便利です。
ちなみに私、元シナリオライターですがいままで半角スペース空けて書いてましたました…… 「表現の自由バンザイ!」
アイデアがない人にお勧め!
ここまで起承転結・プロット・文章のルールを紹介しましたが、アイデアがでなきゃ意味がないですよね。
アイデアはプロでも長時間悩むことが多いぐらい難しく、作品の良し悪しに直結するものです。
アイデアが溢れて困らないぜって天才の皆さんには関係のない話ですが、そうでない方のためにアイデアがポンポンできちゃう便利なツールをご紹介しちゃいます!
その名も……
\\「元シナリオライターがシナリオのネタを提供するよ」//
Twitter上で有名な診断メーカーで作られたもので、頭の中が0の人(私です)からしたらすごく優秀なツールだと思います。
ちなみに私のために私が作ったシロモノなので、利用する方は誹謗中傷なしでお願いしますね!
使い方としては名前を入力して「診断する」ボタンを押すだけです。
診断内容をヒントにシナリオを書いてみましょう!
文章力・集中力の鍛え方
もっといいシナリオが書きたい!!って人のために、文章力を鍛えられるとっておきの方法があるので、ご紹介します!
文章力アップ
自分の好きな小説を用意します。
↓
パソコンもしくは紙とペンを用意します。
↓
書き写します。
以上です!
ふざけているように感じるかもしれませんが、結構小説家の中で有名な方法で「筆写」といいます。
筆写の欠点としては、オリジナルの小説を書いた時に、筆写した作者の文章の癖が少しだけ写る場合がある点です。
完璧に作者の癖が反映されればあとはアイデア次第であなたはブレイクするでしょうが、自分の癖や考えなどが筆写した小説の作者と混ざり合って変な感じになることがたまにあるので注意が必要です。
余談ですが私のおすすめの作家は「森見 登美彦」さんです。非常に軽快・豪快に難しい文章を書いてくれます。「夜は短し歩けよ乙女」是非ご一読ください。
集中力アップ
10分などでタイマーをセット
↓
タイマーが鳴るまで小説を書く。(それ以外のことはしない)
↓
慣れてきたら15分20分と伸ばしていく。
というとレーニングがあります。
これを行って私は結構集中できるようになった気がします!ちなみに私は筆写と合わせてやっていました!
文章の書き方ちょいネタ編
上記のトレーニングをマスターしたあなたは学校の読書感想文や作文はお手の物でしょう。
いやいや読書感想文にMY作文能力は使わないよって方のために、先生の目を欺くなんちゃってテクニックがございますのでご紹介します!
読書感想文
本を開き、適当な1文をメモします。
今回は「夜は短し歩けよ乙女」を例に使わせていただきます。
「達磨が好きかい?」
この1文から想像できるものを箇条書きにします(できるだけ単語ではなく文で)
・男の人が女の人に話しかけている?
・新手のナンパ?
・この後に「バナナが好きです」という1文が入りそう
・大きな橋の上で行ってるセリフなのではないか?
・この人は多分すごい今笑顔なんだろう
・雨降ってそう
などなどいっぱいこの1文から状況など、発言者の心情などを考えたら、
「達磨が好きかい?」私が夜は短し歩けよ乙女を読んで一番印象に残っている文章です。という風に書き始め、
なぜ印象に残っているかというと、昔からおばあちゃんの家に達磨がおいてあり(省略)こんな感じで文章をつなぎましょう。
そこまでかけたら文章が不自然にならないように注意しながらこの場面を読んだ時の感想(さっきの箇条書き)をなぜ自分がこう思ったのか書いてみてください。
それを書いてゆくと不思議なことに1000文字程が埋まってしまいす。足りない人は表紙の絵とか作者さんとかに触れて伸ばしちゃいましょう!
読書(1文)感想文の完成です!
※怒られても責任は取りません!ご了承ください。
作業環境
作業環境とかは結構大事なものだと思うので少し紹介いたします。
まず、BGMですがしっとりしたお話を書いているならばしっとりとしたBGM。
アクション系のお話を書いているなら激しいBGMがお勧めです。
この時注意してほしいのが、少し手を止めてボーっとしている時間(私だけかもしれませんが)に歌詞がついている曲だとそちらに感化されたり、集中力が途切れそうになった時にいきなり現実に引き戻されますのでなるべく、クラシックや戦闘BGMなどの歌詞の入っていない曲やBGMにしましょう!
そのほかにはガムを噛むのが有効といわれています。なんでも脳に血液が回りやすくなって集中できるとのことです!
勉強中にガムを噛む口実ができましたね!
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