新作が発売されるたびにネットを騒がせるドラゴンクエストシリーズ。
現在は「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」が最新作となっていますが、皆さんはもうプレイしましたか?
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え?まだプレイしてない?
メチャメチャ面白いのに?
そう、ドラクエシリーズは人気ゲームではあるものの、1~11までシリーズがあるため「初心者が始めにくい」という問題があります。
そこで今回は、ドラクエ歴15年、人間として大切なモノはすべてドラクエから学んだ筆者が「ドラクエとは何か」「マニアがおすすめするプレイ方法」などをご紹介!
「ドラクエ1~10はどんなの?」「11からやっても大丈夫?」など、初心者のギモンにすべてお答えしていきます!
0から学ぶ「ドラゴンクエストシリーズ」
そもそもドラクエって何なの?
「ドラクエという名前は耳にするけど、そもそも何なの?」「やってみたいとは思うけどもう遅いんじゃ……?」
この項目では、そんなギモンにお答えしていきます。
すべてのはじまりは「ドラゴンクエスト」
「ドラゴンクエスト」というゲームが発売されたのは、1986年のこと。2020年で34周年を迎える、かなり歴史のあるゲームです。
実は最初に発売されたドラクエに「1」という表記はなく、単に「ドラゴンクエスト」というタイトルで発売されました。
その後ドラクエ2、3……とシリーズ化されていったため、実質この一作目をドラクエ1と呼んでいます。
勇者であるプレイヤーは悪の化身・竜王をたおすため、たった一人で凶悪な魔物たちと戦い、そして様々な経験を積んでいきます。
強力な武器や鎧といった「装備」を揃え、また「回復魔法」「攻撃魔法」などを駆使して戦っていくのがドラクエの特徴です。
キャラクターデザインはあの鳥山明!
「凶悪な魔物」を親しみやすく
実は、ドラクエシリーズのキャラクターデザインは「DRAGON BALL」で有名な鳥山明氏が手掛けています。
例えばドラクエシリーズで最も有名なモンスター「スライム」は、当初もっとドロドロとした、いかにも「凶悪なモンスター」という感じでした。
しかし鳥山明氏がよりポップにデザインし、なじみやすい方が良いだろうと現在のスライムになったそう。
ドラクエシリーズが大ヒットした要因の一つは、間違いなく鳥山明氏の優れたデザイン力だといえます。
シリーズは「ロト編」「天空編」「その他」に分けられる
ドラゴンクエストシリーズは、1~3を「ロト編」、4~6を「天空編」、それ以降はバラバラで「その他」という風に分けられます。
ロト編では勇者ロトの冒険、そして勇者ロトの子孫たちの壮大な物語を描いています。
天空編では天空の勇者と呼ばれる伝説の勇者とその仲間たちの冒険と、その子孫の冒険が描かれており、ロト編とはまた違ったテイストです。
6以降では7、8、9、10とストーリー上のつながりや公式の設定は特にありません。
そのため、7以降は「その他」と分けられるのが一般的。
7は3よりはるか昔の世界だ……などの意見もありますが、あくまでファンの考察の域を出ません。
結局どのシリーズからやれば良いの?などのギモンは後の項目で詳しくお伝えしていきますので、ぜひ安心して記事を読み進めてくださいね。
最新作「ドラゴンクエスト11」は誰でもプレイできる!
さて、この記事を読んでいる方の中には、「他のシリーズは良いからとにかく11をやりたいんだ!」という人もいるでしょう。
結論をいえば、ドラクエ11は単体でプレイしてもメチャメチャ面白いです。
11に興味があるからまずは11からやってみる、というのはまったく問題ありません!
しかし、11以外にも魅力的な作品は多数あります。
また、11以外の作品をプレイする際のおすすめの順番などもありますので、ぜひ次の項目もご覧ください。
ストーリー紹介「ロト編」
「11も面白そうだけど、1~10はどんな内容なの?」というギモンにお答えすべく、すべてのシリーズをプレイしている筆者がそれぞれの作品のあらすじやおすすめポイントをご紹介します!
まずは「ロト編」と呼ばれるドラクエ1、2、3の簡単なあらすじとおすすめポイントなどを見ていきましょう。
「ゆうべはおたのしみでしたね」という名言を生んだ
ドラゴンクエスト
かつて世界を救った勇者ロトの子孫である主人公は、ラタドーム王の命により、竜王をたおすべくたった一人、過酷な冒険の旅に出る……。
さて、ドラクエシリーズ最初のご紹介はもちろん「ドラゴンクエスト」。
たった一人の勇者が竜王をたおすべく冒険に旅立つというシンプルながら奥深いストーリーが、子供から大人までとりこにした名作です。
洞窟に閉じ込められていたローラ姫を救出し、宿屋に泊まった翌朝に主人から「ゆうべはおたのしみでしたね」と声をかけられるという名シーンは、この1で出てきます。
主人公はたった一人で冒険していきますので、ソロプレイが好きな人におすすめです!
全プレイヤーを地獄に叩き落した
ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
ある日、主人公であるローレシアの王子は、ムーンブルクが魔物の襲撃に遭い、王や兵士たち、国民にいたるまで皆殺されてしまったと知る。
そしてサマルトリアの王子、ムーンブルク唯一の生き残りであるムーンブルクの王女と三人で、凶悪な魔物たちや「邪教」の神官を名乗るハーゴンに立ち向かう……。
この作品は、シリーズ屈指の「無理ゲー」です。とにかくクリアが困難で、全プレイヤーを地獄に叩き落した「思い出の作品」ともいえるでしょう。
その理由は、ドラクエ1が予想以上の大ヒットとなり、急ピッチで2を制作しなければいけなくなったことです。
本来ゲームの開発は、開発後に難易度を調整していくもの。しかしスケジュール上、発売に間に合わせるために調整の部分が十分でなかったのが、ドラクエ2の難易度が「クリア不可能」とまでいわれる原因です。
無理ゲーである反面、マニアたちに支持されているドラクエ2。プレイ中は地獄を味わいますが、クリアしたときの爽快感を味わいたい人はぜひプレイしてください。
1、2の勇者たちの祖先の物語
ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…
父の意志を継ぐため、父のかたきを討つため、また世界に平和を取り戻すため、主人公と仲間たちは故郷を旅立つ……。
ドラクエ1、2の主人公たちが「勇者ロト」の末裔であることはすでにお伝えしてきました。
実はドラクエシリーズ3作目となるこの作品の主人公こそが、1、2の主人公たちの祖先である勇者ロトなのです!
サブタイトルが「そして伝説へ…」となっているのは、主人公が後に伝説の勇者ロトになる、という伏線なんです!
また、3からは自分で仲間の職業や性別を選ぶことができます。
「遊び人」や「賢者」など変わった職業もあり、1、2とは違った楽しみ方ができるでしょう。
ストーリー紹介「天空編」
さて、ここからはロト編とは別世界の物語とされている「天空編」の4、5、6を見ていきましょう。
ロト編では勇者ロトという人物が主人公や主人公の祖先という立ち位置ですが、天空編では「天空の勇者」が非常に重要なポイントとなります。
7人の個性的な仲間たちが魅力
ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
実の両親から血のつながりがないことを告げられ、幼馴染は魔法で主人公に扮し身代わりとなって魔物に殺され、村は焼き尽くされる。
失意のままに旅立つ主人公だが、時を同じくして世界では奇妙な運命を背負った7人が、未来の勇者(主人公)のもとに集まろうとしていた……。
1~3が「ロト編」であったのに対し、4からは「天空編」となっています。
何といっても4の魅力は、1~5章からなる物語の深さ。
プレイヤーは1章では誇り高き王宮の戦士に、2章ではおてんばなお姫様に……という風に様々な人物になり冒険を進めます。
そして5章ではついに勇者となり、今までプレイしてきた人物に出会い、そしてともに冒険することになります。
ドラクエ3までは主人公を含め最大4人だったのに対し、一気に仲間が7人になるため、誰をスタメンにして誰を控えにするか個人の好みが強く出る作品です。
親子3代の壮大なドラマ
ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
幼馴染で活発な少女・ビアンカとのお化け退治や、わがままな王子・ヘンリーとの出会いなど様々な経験を積む主人公だが、ある日大きな「転機」を迎える。
主人公はやがて大人になり、自分の生い立ちを知り、運命の人と出会い、そして大きな選択をする……。
この作品はドラクエシリーズでも高い人気を誇り、映画化もされています。
主人公の父・パパスから主人公、そして次の世代へと受け継がれていく意志、そして壮大な冒険がドラクエ5の魅力です。
またドラクエで初めて「主人公が結婚する」というイベントが発生し、主人公は二人(DS版では三人)の花嫁候補から一人選ばなければいけません。
筆者は初めてプレイした際花嫁を決めるのにリアルに3日かかりましたが、皆さんはいかがでしょうか?
ぜひプレイして確かめてみてください。
夢と現実を行き来して「本当の自分」を探す
ドラゴンクエスト6 幻の大地
体が半透明となってしまう「下の世界」から何とかもとの世界に戻るも、精霊のお告げにより主人公の「本当の姿」を見つけるべく、村を旅立つことに……。
天空編の完結作となる6では、主人公が「夢の世界」と「現実の世界」を行き来できるようになっており、「本当の自分」は何なのかを探す旅をすることになります。
ドラクエシリーズの中でも屈指の人気キャラ・謎の剣士テリーが登場するのも6であり、テリー目当てに6を始める人も多いとか……?
「勇者」「戦士」「魔法使い」など決められた職業から「転職」して様々な能力を身に着けられるようになったのも6からで、やり込み要素の多い作品となっています。
新たなシリーズは次のページで!
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