モヤモヤイライラにさよなら!高校生が反抗期の自分と上手に付き合うコツ

アンガーマネジメントから学ぶ!イライラのコントロール法

反抗期は仕方のないことですが、あまりイライラしすぎると自分にとってもストレスですよね。イライラをうまくコントロールできれば、親と必要以上に揉めなくて済むかもしれません。

今は「アンガーマネージメント」という怒りのコントロール法が注目されています。主に、社会人が人間関係を円滑にして、効率よく生きる手段として提唱されていますが、このアンガーマネージメントは思春期の高校生にも有効です。

地域によっては、中学や高校の授業に取り入れている学校もあるのです。

アンガーマネージメントのうち、高校生でも簡単に取り組めるシンプルな方法を3つご紹介します。

「怒りの6秒間」をやり過ごす

怒りの感情のピークは6秒間とされています。このピークである6秒をすぎると、徐々に怒りは落ち着いてイライラも沈静化するのです。
イラっとした反動ですぐに暴言を吐いてしまう人は、最初の6秒だけぐっと堪えると少し落ち着いた返しができるでしょう。

コツは、6秒間を他の何かで集中すること。単純に「1…2…3…」と6秒カウントしても良いですし、深く深呼吸をするのもおすすめです。ゆっくり深呼吸を2回もすれば、6秒間はいつの間にか過ぎています。
つい言葉が出そうな人は、何か飲み物を飲んで6秒過ぎるのを待っても良いでしょう。

単純な方法で構いませんので、まずはカチンときた後の6秒間を黙ってやり過ごしてみてください。

目線を上にあげる

目の動きと脳の情報処理には深く関係があります。
怒りだけでなく、何かの感情を脳が処理している時、人間の目線は下に行く傾向があります。逆に、何かの思考を処理する時は、目線が上に行きます。考え事をしている時、人はよく上の方を見がちですよね。

この仕組みを利用して、怒りを感じた時に目線を上にあげ、脳の処理パターンを強引に変更させるのです。すると、感情のアクセスが遮断され、怒りが爆発するのを未然に防ぐことができるでしょう。

カッとなりやすい性格を直したい人なども、ぜひこの目線を上げる癖をつけてみてください。

毎日の体調管理

単純なことですが、実は健康な状態でいることがイライラを防ぐための基本中の基本です。
睡眠や栄養不足などで体の調子が悪くなると、普段なら流せるような出来事にもカチンとしやすくなってします。

テレビなどで、引きこもりの子供が母親に暴力的な様子が描かれることがありますが、これも体の不健康が原因です。部屋にこもりがちだと日の光を浴びる機会もなく、運動量も不足します。それに昼夜逆転が加われば、自律神経を壊すのも無理はありません。

引きこもりではなくとも、栄養が偏っていたり、夜更かしが習慣になったりする人は多いでしょう。部活をしていない人は、年齢の割に運動不足かもしれません。
健全な精神は健康な身体に宿ると言いますので、まずは自分の生活スタイルを見直してみでください。心に余裕があれば、必要以上に怒ってしまうことも減って来るでしょう。

反抗期は親との「距離感」が大切!

いかがでしたか?反抗期の原因、特徴と、その対処法をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。反抗期を肯定的に考え直すことで、憂鬱な自分から少し解放されるのではないかと思います。

反抗期における親との関係性は、適切な距離を置くことが非常に重要です。自分でイライラをコントロールしきれない時は、思い切って距離を取った方がお互いのためです。親だって子供時代に反抗期を経験しているでしょうから、戸惑いつつもあなたの反抗期には理解を示してくれるでしょう。

また、「母子家庭で頑張って働く母に感謝している」「父の姿を本当は尊敬している」など、反抗期であってもあなたの奥底には、親へのありがたい気持ちがきっとありますよね。
そんな時は、親の誕生日や母の日、父の日などの特別な時に手紙を書いてみましょう。
たとえ、1年に数えるほどしか素直になれなくても、いつもは言えない気持ちを正直に伝えることには、双方にとって大きな意味があります。

ポジティブな姿勢とちょっとした思いやりを持って、この反抗期もあなたの将来の糧にしてくださいね!

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