痴漢や通り魔など、最近は物騒なニュースをよく耳にしますね。普段通学などで電車を利用する場合や、1人で歩くことがあるという方は不安に思うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、突然危険な場面に遭遇した際にとっさの抵抗ができるよう、イマドキ女子に知ってほしい護身術をご紹介します。どれも空手や柔道、合気道などの武道やスポーツ経験がなくても身に着けることができますよ。
急に肩をつかまれたら
まず、急に不審者に後ろから肩をつかまれてしまった際にやってほしい護身術をご紹介します。肩をつかまれた場合、その流れで押し倒されてしまう可能性も。
肩をつかまれてしまったら、手を挙げるようにしてつかまれたほうの肩をまっすぐピンと伸ばしましょう。そして、肩を伸ばしたままクロールをするように腕を一回転しながらターン。するとつかんできた手を離すことができます。
前から肩をつかまれたら
目の前から肩をつかまれてしまった場合は、まず初めに肩の力を抜きましょう。力を抜いたら相手の腕の外側へ回すように肘を曲げます。
そして曲げたままの肘を上に上げ、思い切り下に振り下ろします。両肩をつかまれた場合は、両腕同時に相手の外側へ腕を回し、片方ずつ腕を振り下ろしてください。
肩をつかまれたあと馬乗りになられた場合、抜け出すことはかなり難しくなってしまいます。事態が悪化する前に不審者を振り払って逃げることが重要です。
馬乗りになられたら
肩をつかまれたあと押し倒され、そのまま馬乗りになられてしまった場合の対処法をご紹介します。
相手の指を一本だけつかみ、斜め上に引っ張りながら体を横に倒します。このときに、相手の指と同じほうの手で掴んで、体を倒すときに思いっきりひねるのがポイント。
相手の右手の指をつかむなら自分も右手でつかみ、左手の指をつかむなら左手を使います。
同じ手を使うことによって相手の指をしっかりひねることができます。
指だけでなく、相手の耳たぶや脇の下の皮膚などを引っ張りながら横に倒れるのもオススメです。
胸倉をつかまれたら
いきなり胸倉をつかまれたら恐怖で頭が真っ白になってしまいますよね。相手との距離も近いのでとても怖いと思いますが、護身術を使えば冷静に対処できるかもしれません。
胸倉をつかんでいる相手の手を上から包み込むようにぎゅっと握ります。相手の手をしっかりとグーになるように握らせたら、その拳を自分の体に密着させます。
そのまま全身を使って、相手の体の外側に向かってお辞儀をするように自分の体を前に倒します。すると、固定した相手の手首に巻き込む力が加わり、相手のバランスが崩れます。相手がバランスを崩している隙に逃げましょう。
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