これから初バイトに挑もうとしている高校生の皆さん。履歴書の書き方、面接での受け答など分からないことがたくさんあるかと思いますが、それらにばかり気を取られていませんか?
アルバイトをしようと思った際、1番最初に採用担当者とコンタクトを取るのは応募先への電話です。実はこの電話も、あなたを採用するか不採用にするかの重要な判断材料になっています! 普段メールばかりで電話が苦手な人や、かしこまった電話のかけ方が分からない人は注意しなくてはなりません。
そこで、今回はバイト先への初めての電話のかけ方をご紹介します。たかが電話、されど電話。採用につながるための完璧な電話をマスターして、楽しいバイトライフを始めてみましょう!
電話の前にこれだけは準備しておこう!
いざ電話をかけると緊張もしますし、慌ててしまって肝心なことが話せない場合もあります。
何度もかけ直すと「この人は大丈夫なのか?ちゃんと仕事ができるのか?」と不信感を与えてしまうので、1回の応募電話で要件がきちんと終わらせられるよう、きちんと事前準備をしましょう。
スケジュール帳とメモの用意
電話をかける時に筆記用具とメモを置いておくことは必須です。電話で聞いてあとからメモをしておこうと思っても、口頭で伝えられた内容は意外とすぐに頭から抜けてしまいます。
面接日時はもちろん、面接場所までの行き方や道順などを伝えられることもあるので、余裕のあるメモ用紙を用意しましょう。
メモと一緒にスケジュール帳もあると便利です。応募電話では、面接をするのに都合の良い日時を伝えなくてはなりません。「来週中で18時に来られる日はありますか?」「平日で都合が良い曜日はありますか?」など、採用担当者に予定を尋ねられた際にすぐ受け答えができるよう、自分のスケジュールを把握しておきましょう。
求人内容を再度確認
自分はちゃんと応募条件を満たしているか、勤務地は通える範囲内か、最低勤務日数や時間帯に無理はないかなど、応募してしまってから間違いのないよう再度確認しておきましょう。
電話の際はその応募先の求人広告を手元に置いていると便利です。ネットの求人情報で見つけた場合には、求人ページをプリントアウトしておきましょう。
広告にはお店の採用担当者の名前が載っている場合がありますので、載っていた場合はその名前もしっかりメモして覚えておくことが必要です。
質問事項をまとめておく
面接前に知っておきたいことがあれば応募電話の時にも聞くことができます。仕事内容や勤務場所、仕事の開始日やシフトについてなど、求人広告を見ても分からなかったことは整理してまとめておくとスムーズです。テスト期間は休めるか、未経験でも大丈夫かといった質問でも問題ありません。
また、勤めるにあたって親や学校の許可、アルバイト許可書などは必要かも聞いておくと良いでしょう。
いざ!電話をかける時のポイントとは?
準備が整ったらいよいよ電話をかける時です。電話の相手はお仕事をしている初対面の社会人。友達と話す通話の感覚と同じではいけません。
では、どのようなことに注意して電話すれば良いのか、電話をかける際のポイントを見ていきましょう。
これだけは注意して!
電話の前に気をつけなくてはならないことがあります。1つは電話をかける時間帯です。自分には学校があるから通学前や寝る前に電話をしようなどと思ってはいませんか? 営業時間外や深夜帯は、例えお店に人がいたとしても迷惑になりかねません。
また、忙しそうな時間帯も避けた方が無難です。相手の立場になって、適切な時間帯を考えてみましょう。
ほかに、電話をかける場所も注意が必要です。「メモが取れる」「静か」「電波が良い」の3点が守られている場所でかけるようにしましょう。
ここからは具体的な通話のポイントを紹介します。応募電話の流れに沿って説明していきますので、順を追って確認してみてください。
最初の挨拶で好印象を!
まず電話をかける直前。どうしようもなく緊張してしまったら、一旦大きく深呼吸をしてからボタンを押しましょう。
そして、電話での第一印象は第一声の挨拶です。「はじめまして」「お忙しい中失礼します」など、一言目から明るくハキハキと挨拶できるよう心がけましょう。
ついつい忘れてしまいがちなのが、応募者である自分の名前を伝えること。最後の最後に相手から名前を尋ねられるなんてことのないように、最初の段階で自らきちんと名乗りましょう。
面接について慌てず確認
採用担当者に代わってもらったら、面接の日時などを決めていきます。大体の場合は相手の方から必要事項を質問してきてくれますが、相手が伝え忘れる場合もあるので注意が必要です。
ここで聞いておかなくてならないのは「面接日」「面接時間」「場所」「当日の持ち物」です。この4点について相手方から説明がなかった場合、自分からきちんと尋ねるようにしましょう。
電話中に聞き返すことは失礼ではありません。聞き取れなかった言葉があれば、「すみません。もう一度お願いできますか?」と尋ねて疑問点が残らないようにしてください。
質問事項も忘れずに
事前にまとめた質問事項から、聞いておきたいことはうやむやにせずに正直に質問しましょう。聞きづらいかもしれませんが、時給や給料のことが気になっているなら質問しても構いません。
また、面接の服装について不安な人は、どのような服装で行けば良いのか聞いておきましょう。
最後の挨拶まで気を抜かず!
最後に電話を切る際も挨拶を忘れてはいけません。「それでは、〇日〇時に(面接を)よろしくお願いいたします」「お時間を取っていただいてありがとうございました」「失礼いたします」といった具合に、丁寧な言葉で締めくくりましょう。
電話は、相手方が切ってからこちらも切るのがマナーですので注意してください。
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