年寄りだけの悩みじゃない!高校生でも起こる薄毛、どう予防する?

ハゲと呼ばれることもある薄毛は、お年寄りもしくは40~50代といった壮年期の男性に多い印象がありますが、必ずしもそうとは限りません。なぜなら、脱毛症は1つではないため、場合によっては高校生のような若い方にも発症する可能性があるからです。

お年寄りによくみられる、加齢と共に毛量が減少する症状は老人性脱毛症と呼ばれていますが、その他に男性型脱毛症、脂漏性脱毛症、円形脱毛症、抜毛症などが挙げられます。これらは10代の若者であっても発症する可能性があり、前頭部のみ、頭頂部のみ、全体的といったように症状も様々です。

もし10代で薄毛が気になりだした場合はその原因や症状の確認、適切な対策で症状を改善しましょう。この記事では、高校生でも発症しえる薄毛の症状と、その対策についてまとめました。

そもそも薄毛ってどういうメカニズムなの?

毛周期

毛が抜けること自体は正常な現象

一般に、同じ毛根には成長と休止を繰り返す毛周期というものが存在し、毛が生えたり抜けたりするサイクルを繰り返しています。この現象を生理的脱毛といいますが、この現象は誰にでも起こっているため、毛が抜けること自体は異常ではありません。

尚、正常な範囲では1日に100本前後と言われており、仕事や学校、入浴、睡眠などの生活の様々なシーンで気付かないうちに抜けているのです。

毛周期の乱れが薄毛の原因

毛が抜けること自体は異常ではありませんが、何らかの原因で毛周期が乱れことは異常ということになり、薄毛の原因になります。

例えば、抜ける間隔が短くなると、毛が成長しきる前に抜けることになり、毛は短く、細くなります。更に状況が深刻になると毛が生えてすらこなくなる場合もあります。このような状態が頭髪の広範囲で、長期的に発生すると、全体の毛量が少なくなり、薄毛に繋がってしまいます。

このように、これまで毛があった箇所に、正常な周期で毛が生えてこなくなる現象を総じて「脱毛症」と呼びます。


年寄りだけじゃない!なぜ若い人でも薄毛になってしまうの?

薄毛 頭皮

薄毛になる現象を「脱毛症」と呼びますが、このような現象はお年寄りに限った話ではありません。毛周期の乱れは様々な要因で起こりうるため、高校生のような若者であっても薄毛になり得ます。

ここでは、若い人が薄毛になってしまう可能性のある脱毛症をまとめました。

円形脱毛症

最も症例の多い脱毛症の一つで、赤子からお年寄りまで誰にでも発症する可能性があります。この症状は毛根周囲の免疫力に異常をきたすことで炎症が発生する症状です。この炎症により毛周期が乱れ、脱毛症を引き起こします。10円玉程度の大きさで、円形状に毛がまとまって抜ける症状が特徴的です。

数か所程度であれば、自然治癒することも期待できますが、何度も脱毛を繰り返したり、3か月経っても生えてこなかったりする場合は、皮膚科での治療が必要です。円形脱毛症のきっかけの多くはストレスであると誤解している方も多いですが、これまでの統計ではストレス要因は殆どなく、突発的な自己免疫の不調の占める割合の方が遥かに多いという特徴があります。

自己免疫の失調となる要因は様々で、高校生のような若者であっても発症リスクがありますので、脱毛症となる可能性があります。

脂漏性脱毛症

思春期以降になると頭皮のフケの数が増えたりサイズが大きくなったりする他、脂っぽい細かい皮が剥がれ落ちてくるといった症状がみられることがあります。通常の乾燥肌やフケ症と似ていますが、重症化するとかゆみがひどくなるだけでなく、抜け毛の発生につながることがあります。

このような症状を脂漏性脱毛症と呼ばれており、遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与する多因子疾患と考えられています。高校生の場合、部活動で汗をかいたり、受験勉強でストレスを受けたりするなど、発症のきっかけになるものは身の回りに数多くあるため注意が必要です。

男性型脱毛症

AGAと称される男性に多く見られる脱毛症で、男性ホルモンのテストステロンから生成された物質により毛髪の成長が妨げられることで薄毛に繋がってしまいます。主に前頭部の毛髪が抜けていき、生え際のラインがM字型のラインになることが多く見受けられます。

この症状は大人に限った話ではなく、高校生のような10代の若者であっても発症するケースがあります。

また、女性の男性型脱毛症という症状も確認されており、こちらも若年層での発症が確認されています。尚、このAGAを引き起こす遺伝子は優勢遺伝であり、父、母のどちらか一方でもこの遺伝子を持っていれば子供にも遺伝してしまうという特徴があります。

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