10月に入り、季節はすっかり秋になりました。気がつけば2019年もあと2か月ほどですね。
さて、アオハルでは「2019年文化祭取材シリーズ」と題し、さまざまな学校の文化祭をご紹介しています。
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二校目となる今回は、皆さんもご存じ開成中学校・高等学校を取材してきました!
全国でもトップクラスの偏差値を誇る開成高校の文化祭とはどんなものなのでしょうか?
開成高校ってどんな学校?
今回ご紹介する開成中学校・高等学校は、JR・東京メトロ千代田線 西日暮里駅から徒歩3分の私立男子校。
「ペンは剣よりも強し」という格言をもとに作られた校章を見たことのある人も多いのではないでしょうか。
最後の将軍・徳川慶喜や西郷隆盛らが生きていた1871年に設立され、現在まで続く伝統ある学校です。
さらに東京大学の合格者数35年連続全国1位という驚異的な記録を持っています。開成高校のことをあまり知らない人でも、「開成高校=賢い」というイメージがあるのはそのためですね。
長い歴史と全国トップクラスの歴史を誇る開成高校の文化祭。一体どんな出し物が待っているのでしょうか。早速見ていきましょう!
文化祭といえば模擬店! 開成名物○○が絶品過ぎる!?
開成高校に訪れたアオハル編集部。さまざまな出し物がある中、真っ先に向かったのは模擬店の食券売り場!
あんこ・チョコ・カスタード・栗の4種類から味が選べる開成名物「開成焼き」や海鮮チーズ味の「開成チヂミ」を買うため、11時過ぎから食券機に並びました。
かき氷やドリンクといった出し物は普通に購入できるのに対し、開成焼きと開成チヂミだけは食券を買い、指定された時間に商品を受け取りに行かなければいけません。いかに二つの名物が人気なのかが分かりますね。
長い列に並び、無事に開成焼きと開成チヂミをゲットしました!
開成焼きには校章であるペンケンが描かれており、野外でも食べやすいちょうどいいサイズ感。味はもちろんおいしく、開成焼きが名物と言われるのも頷けます。
開成チヂミはエビなどの魚介とチーズの風味がふわっと香り、もっちりとした生地が絶品でした。
皆さんも開成高校の文化祭に行かれる際は、ぜひ開成焼きと開成チヂミを食べてみてくださいね!
頭も体もいっぱい使え! 開成合格のための裏試験!
腹ごしらえを済ませ、まず最初に訪れたのは「開成合格のための裏試験」。裏口入学を考えている方!という面白いキャッチコピーに惹かれ、アオハル編集部も挑戦してみることに!
てっきり数学や国語の筆記試験を受けるものと思っていたのですが、まず最初の試験は「豆つかみ」。わりばしで小さな豆をつかんで皿から皿へと移します。バラエティ番組などでもおなじみなので、簡単にできるものと思いつつ挑戦してみると……。
全くつかめませんでした。
簡単そうな豆つかみなら裏口入学できるかもと思ったのですが、そんなに甘くはなかったようです。
続いての試験はブロックを制限時間内に正方形に組み立てるというもの。
ヒントの度合いによってレベル1から5までのランクを選ぶことができます。
そしてレベル3に挑戦したものの全く組み立てられず撃沈……。裏口入学への道は険しそうです。
途中ルーレットを回して出た数字だけ加点されるコーナーがありました。「運も実力のうち」ということなのでしょうか……。
次の試験は「輪投げ」。開成生たるもの、頭の良さだけでなくフィジカルも大切なようです。
結果は5個中3個。まずまずの結果です。
最後の試験は「射的」。今までほとんど射的をしたことがなかったため、得点はあまり期待せずに挑戦したのですが……。
面白いくらいに撃った弾が的に当たり高得点をゲット!思わぬところで射的の才能が開花してしまいました。
頭と体を使った裏試験、とても楽しかったです!
音ゲー、クレーンゲーム、人工筋肉!? なんでも作っちゃう物理部
続いて訪れたのは物理部による出し物。毎年手作りのゲームが人気だそうです。
さっそく教室の中に入ってみると、小さい子供たちがクレーンゲームやラジコン操縦、音ゲーに夢中になっていました。もちろんどのゲームも物理部手作り!
ロボットの可能性を広げる人工筋肉
まず最初に気になったのは、こちらの人工筋肉。
画像左奥の注射器のようなもので空気を送り込むと、ひものように見える人工筋肉がぶわっと膨らみます。
触った感じは筋肉というより網タイツを履かせたタイヤのようでした。
この人工筋肉をロボットに組み込むことで、今までできなかった柔軟な動きが可能になるそうです。
手作りレーザーガンで射的!
さらに先へ進むと、手作りのレーザーガンを使った射的のコーナーが!先ほど「開成合格のための裏試験」で開花した射的の才能を発揮する時が来ました。
この射的は、レーザーガンで的を撃つと当たった場所のライトが消える仕組みになっており、大人から子供まで楽しめる作品。
アオハル編集部が挑戦した結果、制限時間内にすべての的を撃つことができました!
これから特技を射的と言ってもいいほどの好成績を残して大満足し、次の音ゲーコーナーへ向かいます。
人気のゲームは手作りの音ゲー!
「アーケードリズムゲーム LUXY」というこちらの音ゲーも物理部手作り。制作期間は1年ほどで、この文化祭のために制作したそうです。
ゲームを作るにあたって、まずはソフトの開発を行い、基本的なルールを作ったんだとか。ルールができたら、画面の動きと音を合わせるため調整を重ねたそうです。
実際にプレイしてみたところ、ゲームセンターにあるものと変わらないくらいしっかり作られていました。
文化祭の出し物を作るために一年間活動しているという物理部。一つ一つのゲームのクオリティが非常に高く、科学や物理が好きな人やそうでない人も楽しめる出し物になっていました!
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