夢か現か ファンタジー恋愛小説
恋愛との組み合わせで割と鉄板なファンタジー。
ここでは、休日前や長期休暇に夜更かししたい日にベッドの中で読みたくなるようなファンタジー恋愛小説をご紹介します。
『君の名は』新海誠
映画が大ヒットし、社会現象にもなった新海誠の『君の名は』は、まさにSF恋愛小説です。映画を見た人も見ていない人も、改めて原作を読んでみてはいかがでしょうか。
女子高生・三葉が夢で見た、東京の男子高校生・瀧。面識のなかった2人が出会い、その隔たりとつながりから生まれる距離のドラマを描くストーリーとなっています。
ファンタジーと恋愛、さらには号泣要素もあるいいとこ取りな一冊。
『塩の街』有川浩
また、有川浩の『塩の街』は、体が徐々に塩へと変わってゆく死の病「塩害」により、すべてが塩に覆われゆく世界に住む男と少女の恋愛を描いた作品。
あくまで恋愛を主軸としながらも、「塩害」という一風変わったSF設定がとにかく読者の心をつかんで離しません！恋愛はもちろん小説に新たなワクワクを求める人にもオススメです。
恋愛という現実要素とファンタジーの非現実要素が混ざった作品は、とにかく物語の世界観に浸りたい人におすすめです。
頭と心フル回転！ ミステリー恋愛小説
読みだしたら止まらない、ついつい夢中になってしまう、ハラハラドキドキがいっぱいのミステリー恋愛小説をご紹介します。
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
必ず二回読みたくなると絶賛された傑作恋愛ミステリー、乾くるみの『イニシエーション・ラブ』がおすすめです。ですが、決して感想やレビューを読まないでください。合コンで偶然出会った彼女、やがて２人は恋に落ちて幸せな日々を送るも…衝撃的なラストを迎えるという内容で、詳細のあらすじはあえてお伝えしません。
ミステリー恋愛小説の特徴はテンポが良いところです。小説がミステリー主体なため、読む手が止まらなくなること間違いなしです。恋愛も絡むとより楽しく読める作品です。
ドキドキ相乗効果 ホラー恋愛小説
ミステリーとは違い、リアルな恐怖感を感じるホラー系小説。ここではホラーのドキドキと恋愛のドキドキ、どちらも楽しめちゃうような作品をご紹介します。
『記憶屋』織守きょうや
タイトルそのまま「記憶」を題材とした作品。大切な人の記憶が消えてしまったことをきっかけに、主人公が記憶屋の正体を探り始めるというノスタルジックホラーなストーリーとなっています。
恐怖とときめきの2つの”ドキドキ”が楽しめるホラー恋愛作品は、読むだけで日常にない刺激的な感覚を味わうことができます。
神秘的な関係 同性愛の匂いがする小説
昨今騒がれている部分でもあり、気になる高校生もいるだろう同性愛。ここではほんのり同性愛の匂いがする小説小説作品をご紹介します。
『子供は眠る(アーモンド入りチョコレートのワルツ内収録作品)』森絵都
男の子同士のオススメは森絵都の『アーモンド入りチョコレートのワルツ』という短編集に収録されている『子供は眠る』という作品。キャラクターが中学生ばかりなので少し子供っぽく感じるかもしれませんが、ストーリーは一級品。恋愛にも友情にもたとえられない感情に、男同士の強い結びつきを感じます。
『猫背の王子』中山可穂
女の子同士のオススメは『猫背の王子』という作品。劇団を舞台にしたスキャンダラスな女同士の恋愛模様は、新たな世界を広げる大きなきっかけとなるでしょう。
小説で述べられることが全てではありませんが、同性愛の世界を知るのに小説という媒体は大いに役立つでしょう。キャラクターの心情を言葉で見ることができるので、理解を深めるきっかけにもなりえます。
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