「あらゆることをサクッと学ぶ方法」 ジョシュ・カウフマン
現代文に古文、漢文、数学に化学、物理、日本史、世界史、現代社会、英語など高校生が勉強しなければいけない科目は大量にあります。
それに加えて趣味でギターやサッカーなんかを学ぼうと思ったら、1日のうちにどれほど勉強と練習に時間を割かなければいけないのでしょうか。
そこで自称「勉強オタク」のジョシュ・カウフマン氏による「あらゆることをサクッと学ぶ方法」というスピーチの内容をご紹介します。
物事を学ぶために必要な時間は1万時間?
ある物事を学ぶために必要な時間は1万時間だ、という話を聞いたことはありませんか?
1万時間というと5年もの間、月曜日から金曜日までの練習を8時間行うのに相当します。
たとえばあなたがギターを弾けるようになりたいと思ったとき、8時間の練習を5年間続けなければいけないと知ったら、やる気は一気になくなってしまいますよね。
しかしこの1万時間の法則は、「その分野でトップレベルの技術を身につけるために必要な時間」なのです。
つまりギターならプロのミュージシャンレベル、勉強なら学者レベルになるには1万時間の練習や勉強が必要ということです。
「そこそこうまくなる」には何時間必要?
みなさんがもし趣味や勉強において、専門家レベルまで上達したいと思うのであれば1万時間の法則に則って練習をすると良いでしょう。
しかし、みんながみんなトップレベルを目指しているわけではありませんよね。
ギターなら好きな曲を弾けるレベル、勉強なら平均より少し上くらいを目指している人のほうが多いかもしれません。
嬉しいことに、素人レベルから「そこそこできる」というレベルに至るには20時間の練習で十分だとジョシュ氏はいいます。
しかもこれは外国語、歌、絵、ジャグリングなど何にでも通用する法則なのだそう。
ポイントは、計画的で集中的な練習に20時間かけること。ダラダラと20時間練習しても結果は出ません。
20時間を分割すると、1日45分の練習を、1ヶ月続けることになります。1万時間の法則でご紹介した、8時間の練習を5年続けるよりよっぽど現実味がありますよね。
20時間を効果的に使う4つのステップ
20時間で「そこそこできる」レベルまで身につけるには、これからご紹介する4ステップを守る必要があります。
ステップ1 何からやるべきか見極める
何かを始めるとき、やみくもに手をつけてはいませんか?
20時間で物事を学ぶのであれば、最初の数時間はやるべきことを分解し、何から始めるか見極めることが大切です。
たとえばギターで弾き語りをしたいと思ったとき、「コード」を弾けるように練習しなければいけません。しかし、コードは100個以上もあります。
すべてを完ぺきに弾けるようになるには、それこそ1万時間は必要かもしれません。
しかしコードは頻繁に使われるものとそうでないものに分けることができます。
実は、たった4つのコードを覚えれば、多くの曲を弾き語りすることができるのです。
このように、その物事を習得する上で優先してやるべきことは何かを見極めることが、20時間でそこそこできるレベルになるためのコツです。
ステップ2 教材は3つ以上用意する
動画やスクール、参考書など、習得に必要な教材は3つ以上用意しましょう。
こうすることでつまづきを少なくし、挫折しにくくなります。
また、練習しながら情報を学んでいくことも重要です。
ギターのパーツ名を覚えてから練習を始めるのではなく、弾きながら覚えるのです。
そうでないと、練習はどんどん先延ばしにされて20時間で習得するのは難しくなります。
何からやるべきか決め、教材が3つ以上揃ったら練習を始めましょう!
ステップ3 練習にじゃまなものは取り除く
20時間で物事を習得するには、計画的に集中することが大切です。
そのためテレビやスマホ、雑誌などは練習中目につかないところへやっておきましょう。
1日に45分だけ、テレビ番組やスマホゲームのことは忘れて目の前の物事の習得に集中してみましょう。
ステップ4 少なくとも20時間やってみる
物事にチャレンジするとき、失敗はつきものです。
ギターであれば「F」のコードが鳴らせずに心が折れそうになるでしょうし、勉強であればわからない問題が出てくることでしょう。
しかしまずは20時間だけ継続してみましょう。
できなかったことができるようになる、小さな成功体験を経験することでその後継続するモチベーションになります。
とにかく20時間だけ、と思って練習を続けてみましょう。
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