皆さんは勉強しなければならないときに集中できない、ということはありませんか?テスト前はもちろん、受験生であれば大学受験の勉強など、やらなきゃいけない時に限ってなかなか勉強が手につかない経験がある人はきっと多いことでしょう。
特に集中できないシチュエーションとして、一人で机に向かっている時が挙げられるかと思います。例えば塾や予備校、家庭教師など他の人が周りにいる環境の場合、他人の目があるためやりたくなくても何とか机に向かえますが、自室で一人の場合は周りの目が無いためついついだらけがちです。
勉強は、ただがむしゃらに机に向かっていれば必ずできるわけではありません。むしろ、逆効果を生んでしまう可能性もあります。
そこで、今回の記事では一人での勉強で集中できないときに試したいライフハックをご紹介します。ライフハックとは、「仕事術」という意味で、いかに作業を簡便に効率よく行うかを主眼としたテクニック群のことです。
集中して効率よく勉強できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
カフェインを取る
集中やリフレッシュのためにコーヒーを飲むというのは現代ではごく当たり前になっています。なぜコーヒーなのかというと、コーヒーに含まれているカフェインに秘密があるからです。
ここでは、カフェインが持つチカラについてご紹介します。
集中力がアップする
カフェインを取ると眠気が覚める、集中力が上がるという話を一度は聞いたことがある人も多いことでしょう。
ある研究によればカフェインを摂取することにより注意集中力が向上することが実験的に証明されています。カフェインを採ることによって勉強に必要な集中力や判断力がアップしたというのです。
具体的には、被験者にある計算問題を出題し、その正答数を調べたという実験だったのですが、明らかにカフェインを摂ったグループの方が高い正解率を出したという結果が出ています。
ストレスが軽減する
カフェインを摂取することによってストレスを軽減する効果も期待できるといわれています。
こちらも実験的に証明されていて、カフェインを摂ったグループの方が、気分の落ち込み度合いが軽減されるという結果に。カフェインを摂ることで勉強に対するストレスを軽減し、集中しやすい状態に気分をコントロールできます。
カフェインの上手な取り方
では、どうやってカフェインを摂れば良いのかということになりますが、一番簡単なのはコーヒーを飲むことです。ただし、飲みすぎには注意が必要で、1日に飲む目安はコーヒーカップ4~5杯以内が良いでしょう。
時間を短く区切って少しずつ取り組む
勉強をするとき、長時間続けるよりも適度に休憩を取る方が効率良くなるといわれています。
ではどのくらいの間隔で勉強と休憩を繰り返せばよいのでしょう?。
15分区切りの学習で効率アップ
こちらも実験によれば、60分学習したグループよりも、15分×3回学習したグループの方が試験の成績が良くなるんだとか。つまり、長い時間連続で勉強を続けるよりも、15分程度に時間を短く区切って、休憩を挟みながら勉強した方が学習の効率がいいのです。
間の休憩時間の目安は10分程度がオススメ。なぜ時間を区切るのが良いかというと、休憩をとることによって、集中に関する脳波が回復するのだそう。結果、より勉強に集中できるようになり、成績が上がったのだとか。
皆さんも、勉強の際は調子が良くても一度適度な休憩を挟んでみてくださいね。
効率的な休憩の取り方
ヒトのの記憶は、外からの情報を遮断することでより強固なものになると言われています。なので、休憩の際はゲームをしたり音楽を聴くよりも、目を瞑って静かな所で心と身体を休ませるのがオススメ。その方が直前までの勉強の記憶を長く維持しやすくなります。
その場で目を瞑るだけでも効果は期待できますが、アイマスクや耳栓をすることでより外からの情報を遮断できるので、もし家に両方ある場合はぜひ活用してみましょう。
ストレッチをする
気分転換にストレッチが効果的であることはよく知られていますが、勉強で集中力を挙げる時にも効果があるのでしょうか?
ここでは、場所を選ばず簡単にできて効果が期待できるストレッチをご紹介します。
ストレッチによる効果とは
ストレッチ運動をすることによって快感感情が出たり、リラックス感が出たりすることが様々な研究で分かってきています。これはストレッチにより気分を改善する効果があるということを意味します。
つまり、勉強の合間にストレッチを行うことによって勉強に伴うストレスを軽減し、勉強の効率をよりアップさせる効果が期待できるといえます。オススメのストレッチの時間は約10分間。もちろん5分でもやらないよりはリラックス効果を得られますが、できることなら10分間を目安に行ってみましょう。
ストレッチの方法
ストレッチをすれば気分転換、リラックス効果があることはわかりましたが、どのようなストレッチならば良いのでしょうか。
おすすめなのが、立った状態で行うストレッチです。例えば、立ち上がって両手を組み、真上に伸びる運動。更にそこから体を正面から見て「く」の字に曲げて伸ばす運動も効果が期待できます。
その他にも、皆さんが知っている様々なストレッチでも構いません。あくまでストレッチなので、勢いをつけすぎたり長時間の同じポーズはNG。上でも述べましたが10秒程度を目安に、伸びている部分を意識して取り組んでみてください。
ストレッチの形に慣れてきたら、呼吸も意識してみましょう。ストレッチ中は、吐く息を長めにした自然な呼吸がベスト。身体を伸ばしながらゆっくり呼吸して、ぜひ心身ともにリラックスしてみてくださいね。
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