皆さん、勉強のやる気はありますか?
いやー、僕も元々全然勉強する人間ではなかったのでよく分かるのですが、勉強ってぶっちゃけやりたくないですよね!
僕も色々な学校でお話しさせていただく時に毎回「勉強好きな人!」「勉強嫌いな人!」と手を挙げてもらうのですが、まあほとんど「嫌い」って人ばかりです。中には好きって人がほぼいない学校だってあります。
しかしそんな中でも勉強しなければならない。そう考えた時に、どうやって勉強のモチベーションを上げればいいのでしょうか?
今回は、勉強のモチベーションの上げ方をご紹介したいと思います。
①勉強の時給を計算してみる
やる気が出ないときに、一番いい方法があります。それは、勉強の時給を計算してみるというものです。
そもそも何で勉強する気が起きないかといえば、やるメリットが見えにくいからです。例えば皆さんが「今から3回まわってワンと言え!」と言われてもやりたくないですよね?でも、「1万円あげるから、3回まわってワンと言え!」と言われたらどうでしょう?多分やるという人がほとんどだと思います。
つまり人間というのは実利やメリットがないと動きたくないし、逆にメリットがあるとなれば動ける生き物なのです。これは脳科学的にも証明されていて、「やることによるメリット」を計算する脳の一部分が、人間の行動を抑制したり促進したりすることが分かっています。
つまり勉強のやる気が起きないのは、メリットが見えないからです。
そう考えた時に、勉強における一番のやりがいになるのは「お金」です。勉強する意義に関しては色々な人が言っていて、たくさん勉強して、いい大学に入ることによって得られるメリットについては誰しもが分かっていること。しかしやりがいにおいては意義よりもお金の方が断然大きくて、分かりやすいのが事実です。
時給9万⁉ 勉強は誰でもどこでもできる、最強にコスパの良いバイト!
例えば生涯賃金。平均的な年収と東大卒の年収とでどれくらいの差が出るか皆さんはご存知ですか?大体1億8千万円だと言われています。
これを時給換算してみると、東大合格までに必要な勉強時間はおよそ2000時間だと言われていますから、1億8千万円÷2000時間で、およそ勉強の時給は9万円だと換算できます。
皆さん、9万円のバイトってやったことありますか?というか、想像付きますか?絶対皆さんやったことないですよね、9万円のバイト?僕だってないです。
しかしそれが、紙とペンさえあれば誰しもが場所を選ばずどこでもできるわけです。いや、もはや紙とペンすらいりません。勉強しようと思うだけで、皆さんは時給9万円を手にすることができるわけです。もちろん、お金はすぐに手に入るわけではないですが、こんなに素晴らしいことはありませんよね?
だから皆さんは、勉強のやる気がなくなったら「時給9万円」と唱えてみてください。逆に「勉強しなかったら9万円損している」と思うと不思議と「うわ、やんなきゃ!」となり机に向かうことができるはずです。
②寝てスッキリする!
さて、それではもう一つ、この方法を実践すれば、やる気を取り戻せること間違いなし!って方法をお教えします。
単純です。寝ましょう!
非常に原始的な方法ですが、睡眠をとるのです。
多くの場合、ストレスや不安の原因になっているのは睡眠不足です。寝る時間が少ないと、勉強のやる気も起きないし、効率も悪いのです。その状態では、いくら「時給9万円!」と唱えてみても限界があります。つまり、睡眠をとることで勉強のモチベーションを取り戻せる可能性がある、ということ。
睡眠=時間の無駄?それは大間違い!むしろ寝た方がオトクかも
さらに、睡眠というのは積み重なっていくものです。例えば昼に2時間寝たら、その日は夜遅くまで勉強できるようになりますよね?モチベーションが上がらないからといって遊んでも、その時間は勉強しない無駄な時間になってしまいます。しかし睡眠は後から勉強すればいいわけで、時間を無駄にしていないことに繋がります。
そして、睡眠を取ると全ては「過去の」出来事になります。どんなに辛くても、どんなにやる気が起きなくても、それが過去の出来事であれば、地続きにはなりません。逆に、勉強のやる気が出ない状態を何時間も続けている方がよくない訳です。
だからこそ、勉強のやる気が起こらず「時給9万円」すら効かない時には、とにかく睡眠をとりましょう。睡眠をとって、過去の出来事にしてしまう。その上で、心機一転して、新しいものに挑戦しましょう。好きな科目でも、目新しい勉強でも、何でもいいので、何かにアプローチしてみてください!
ぜひ皆さんもこれらの方法を試して、時給9万円を手にできるように頑張ってみてください‼
著者・書籍紹介
西岡 壱誠(にしおか いっせい)
偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」、そして「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。東京大学で45年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める。講談社『モーニング』で連載中の「ドラゴン桜2」に情報を提供する東大生団体「東龍門」リーダーを務める。また全国4つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に勉強法を教えており、静岡県沼津市にある誠恵高校では理事長付学習特別顧問を務める。19万部のベストセラーとなった『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)など著書多数。
書籍紹介
『読むだけで点数が上がる! 東大生が教えるずるいテスト術』』
(ダイヤモンド社)
これを知れば、誰でもすぐに点数が上がる!
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