「明日テストなのに、ぜんぜん勉強する気にならない!」
「どうしよう、宿題終わってないのに勉強したくないよ!」
そんな悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?僕はずっとこんなことを悩み続けた学生時代でした。テスト前になればなるほど遊びたくなって、部屋の掃除をしたりして時間を無駄にしていました。
明日の勉強に集中できない時、一体どうすればやる気が起きるのでしょうか?
その答えは、「とにかく早く寝て、朝早く勉強する」というものです。
早く寝て、朝やる
夕方や夜というのは、なかなかモチベーションが上がらないことが多いです。
例えば、明日提出の宿題がある時に、『今晩中にやらなきゃならない!』と思ってもなかなかできないことが多いと思います。
それはなぜなのかというと、明日の出来事だからです。未来の出来事であって、今の自分とはかけ離れたところにあることだからです。「来年のことを言うと鬼が笑う」といいますが、未来のことって「なんとかなるだろう」って心のどこかで思ってしまいがちなのです。
逆に、「寝る」っていうのは、物事を過去の出来事にすることです。どんなに嬉しいことや悲しいことがあっても、寝て起きたら過去の出来事になっています。同じように、明日の出来事は明日の出来事であって、それよりも今の楽しさが優先されるのは当たり前のことなのです。これはもう、人間として当然の感情なんです。
ではどうすればいいか?
早く寝て、朝勉強すればいいのです。
「今」の出来事がモチベーションを上げる
朝だったら、あと数時間でやってくる「今」の出来事ですよね。逃げられないですし、なんなら締め切りがどんどん迫ってきていますよね。「あと1日もある」という状態よりも、「あと3時間!」と締め切りがぐっと近付いた時の方が勉強しやすいのです。
具体的に説明すると、例えば宿題が終わっていないなら、10時に寝て5時に起きましょう。もし可能なら、親御さんにお願いして朝風呂させてもらってください。湯船に浸からなくても、シャワーを浴びたりして、5時半から勉強を始めましょう。8時登校なら、2時間半も勉強できますね。テストの1日前はこれよりもう少し早く起きて、3時間半勉強と考えると、十分すぎるほど勉強できますね。
どうしても朝眠い時に試したい方法
「朝は眠いよ!」って人は、もっと早く寝ましょう。早く寝て、必ず夜更かししないようにするのです。「眠くない」という人は軽く運動でもして、とにかく早めに寝る。人間、だいたい6時間睡眠とかだったら超絶眠気を感じますが、流石に8-10時間寝ていれば、起きれればそんなに「超眠い‼」ってことはないはずです。
このようにして、夜勉強ではなく朝勉強する習慣を付けておくと、宿題を終わらせてテストもきちんと対策して挑むことができます。
「寝過ごさない」ことが大切
この朝勉強において大切なのは、「起きる」ということです。朝勉強で一番これだけは避けなければならないのは、「寝過ごす」という危険性です。「明日の朝やろう」と思ってて寝過ごしてしまったら全く勉強できなくなってしまいます。そうならないようにするためには、目覚ましをセットするか、親御さんに「何時に起こして!」ということ。そして二度寝防止のために布団をしまって机に向かうこと。
パジャマだと眠い気分を引きずってしまうので着替えておくのも忘れないようにしましょう。なんならもう制服を着てしまっていいと思います。その方が気分がパリッとして勉強に打ち込めると思います。
朝勉強「5つの掟」
・早く起きて、朝シャワーかお風呂に入る
・きちんと起きられるように、目覚ましのセットと親御さんにモーニングコールを頼む
・二度寝防止のために布団をしまっておく
・パジャマから着替え、制服を着ておく
こうして朝勉強をするようにすれば、きっと勉強時間を確保することができるはずです。やる気が起きない時はタイマーをセットしてもう寝てしまって、明日の自分にバトンを渡してはいかがでしょうか?
著者・書籍紹介
西岡 壱誠(にしおか いっせい)
偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」、そして「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。東京大学で45年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める。講談社『モーニング』で連載中の「ドラゴン桜2」に情報を提供する東大生団体「東龍門」リーダーを務める。また全国4つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に勉強法を教えており、静岡県沼津市にある誠恵高校では理事長付学習特別顧問を務める。19万部のベストセラーとなった『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)など著書多数。
書籍紹介
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