過去問がポイント!東大生直伝、成績が上がるテストテクニック!

成績が上がるテストテクニック

みなさん、入試や模試・定期試験や資格試験の勉強は進んでいますか?
勉強するのってなかなか億劫だし、試験のための勉強ってなかなか身が入りませんよね。

なんとか、最小限の努力で最大の結果を得る方法はないものか……。

そうお考えの方のために、今日は「パッと成績が上がるテストの秘策」を伝授したいと思います。

とにかく試験は過去問ゲー!

攻略
まずみなさんにお話ししておきたいのは、試験というのは結局、過去問をいかにハックできるか(攻略できるか)というゲームだ、ということです

1年前にどんな問題が出ていたのか?2年前にどんな問題が出ているのか?
そういうことを調べて、どういう問題が出やすいのかを調べ上げて攻略する、そういうゲームでしかないのです。

「いやいや!! どれだけきちんと勉強できるかを試す場が試験でしょ!? 」
「そんな過去問を見てどういう問題が出そうかを調べるなんて、卑怯じゃん」

なんていう人もいるでしょう。しかし、どれだけ効率的に頭良く勉強できるかというのも試されているのが試験なのです。過去問を見ずに、ただただ自分の学力をあげて試験でいい点を取ろうとするのは、ただの怠慢でしかありません。やるべき努力をやらずに済ませようとしているだけ。

実は東大生だってみんな過去問を見て勉強しています。入学試験で過去問を見ないで合格したという人間は全体の1パーセントにも満たないですし、学内の試験だってみんなで過去問を入手して回し読みすることが不文律になっています。試験というのはそういうものなんです。

だから皆さん、とにかく過去問を手に入れましょう。

先輩に「過去問をください!」と頼み込んでもいいですし、模試の問題であれば意外と市販されているものもあります。販売されていないものでも、メルカリやヤフオクで出回っている場合だって多いです。

とにかく過去問を手に入れて、情報戦で有利に立つこと。これこそ試験でいい点を取る最大のテクニックです。

配点としっかりにらめっこしよう!

英語 テスト用紙 マークシート

過去問を入手した上でやるべきなのは、まず「配点」を確認することです。これはもし過去問が手に入らなかった場合でも試験本番で活用できることもあるので、よく聞いてくださいね!

いいですか?問題というのは多くの場合、配点が全然違います。1問1点の問題もあれば、6点の問題もあります。そして多くの場合、問題の配点というのは(各3点)みたいな感じで書いてあるものです。

大切なのは、その配点を意識することです

例えば極端な話、1点の問題を10回間違えても10点しか引かれません。しかし6点の問題を10回間違えたら60点も引かれて、もうあと40点しか取れないなんて場合も多いんです。
配点の高いところで時間をかけて、配点の高いところから解き、そして配点の高い問題で点数を取れるように死守する。これはもはや常識だと言っても過言ではないでしょう。

ちょっと過激なことを言いますが、配点の高い問題から解き始めるようにするだけで、点数が上がる場合があります。教え子10人に手伝ってもらって実験したのですが、最初から順番通りに問題を解くのと、配点の高い問題をあらかじめ知った上で解く順番を変えて問題を解くのとでは、平均点が100点満点中15点以上差が出ました。

配点の高い問題から解き始めるだけで、点数はがっつり上昇するのです。

解ける問題を探せ!

過去問を有効活用するもう一つの手段は、解ける問題を探すというものです。これは試験が始まって、すぐ使えるテクニック。自分が解けそうな問題がどれなのかを探すことで、確実に点が取れるところから点を取っていく、というものです。

解けない問題に時間をかけていてはいけません。自分が取れそうなところがどこなのかを把握して、とにかく自分が取れるところの問題で点を取りきってしまう。これこそが重要なポイントです

昔、東大模試1位の人間が東大に落ちて話題になりました。東大に一番行く可能性が高い人間が落ちた。それってどうなってんの!? と。

これは、タネさえわかってしまえばあまりにも当たり前な話です。東大模試一位の人間というのは、もちろんどんな問題も解ける人間だから、問題を一から順に解いていきます。しかし、もし一番最初の問題がメチャクチャ難しかったらどうでしょう?誰も解けないような問題が出題されていたらどうでしょう?

多くの人間は「あー、まあこの問題は解けないよなあ」と言ってその問題をスルーできたと思います。しかし、東大模試一位レベルの人間となると毎回「解けない」という経験をしたことがないから、その問題を永遠と考え続けてしまい、そして落ちたということなのです。

このエピソードから分かるのは、問題を解けるか解けないかを判断するのも試験テクニックの一つとして非常に重要だということです。試験問題を見て、どの問題が自分にとって点を稼げるところなのかを把握する能力というのも、試験で点を取るためには学力と同じくらい大切なのです。

「攻め」と「守り」を見極める

そしてその目を養うためには、過去問と睨めっこして自分がどの問題なら解けるのかをきちんと把握する必要があるのです。毎回自分がどういう問題で点を取れそうかをしっかり把握する訓練をしておけば、試験本番でも容易に問題を解く順番を決められます。

オススメなのは、「攻めの問題」と「守りの問題」を決めることです。

・攻めの問題……解ける可能性が低く、解く優先順位が低い問題。
・守りの問題……解ける可能性が高く、解く優先順位が高い問題。

このうち、解く順番として最適なのは

1「守りの問題で配点の高い問題」
2「守りの問題で配点の低い問題」
3「攻めの問題で配点の高い問題」
4「攻めの問題で配点の低い問題」

となります。
どんなに配点の高い問題でも、解けなきゃなんの意味もありません。きちんと解けるところで点を取りきって、その後でこそ攻めの問題に挑戦するべきなのです。

本当の理想は、合格点まで「1」「2」で到達してしまうことです。「3」「4」というのはあくまで「取れたらラッキー」ぐらいのもの。「1」「2」だけで合格点まで取れるようになれば、必ず試験で合格することができるはずです。

いかがでしょうか?この順番を守って試験問題を解いていくだけで、点数は一気に跳ね上がりますし、合格点を難なく取りきることができるようになります。過去問を手に入れて、ぜひこのテクニックを試してみてください!

著者・書籍紹介


西岡 壱誠(にしおか いっせい)
偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」、そして「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。東京大学で45年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める。講談社『モーニング』で連載中の「ドラゴン桜2」に情報を提供する東大生団体「東龍門」リーダーを務める。また全国4つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に勉強法を教えており、静岡県沼津市にある誠恵高校では理事長付学習特別顧問を務める。19万部のベストセラーとなった『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)など著書多数。

書籍紹介


『読むだけで点数が上がる! 東大生が教えるずるいテスト術』』
(ダイヤモンド社)


これを知れば、誰でもすぐに点数が上がる!
読むだけで合格が近づく!

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