高校生になって人生初バイトに挑戦しようと思った時、多くの人を悩ませるのが履歴書の志望動機欄ではないでしょうか。
応募先の店舗でアルバイトをしたい理由は、人それぞれです。
「家から近い」「制服がかわいい」「社会経験を積みたい」などと色々な動機がある中、はたしてそれらを素直にそのまま記入して良いのか考えてしまいますよね。初めてのアルバイトなら、そもそもの書き方に疑問が湧いて手が止まってしまいがちです。
よく分からないから適当に記入すればいいや!と考える人もいるかもしれませんが、志望動機は採用の合否を判断する上で大変重要な項目です。いい加減に書いてしまっては採用担当者からの印象も悪くなります。
今回は、そんな悩める志望動機の書き方を徹底解説します!
基本の書き方から採用に繋がるための志望動機のポイント、例文などを順にご紹介していきますので、書き方がわからなくて困っていた方はぜひ参考にしてみて下さいね!
志望動機の書き方、決まりはあるの?
学校の授業では教えてくれないのが志望動機の書き方。
何か書き方に決まりや正解があるのかと考えるかもしれませんが、志望動機の書き方にルールのようなものはありません。マニュアルがあるわけでもないので、初めて書く人はどうやってまとめればいいのか困ってしまいますよね。
まずはおすすめの基本的な書き方をご紹介しますので、手付かずで悩んでいた人は読み進めながらチャレンジしてみて下さい!
嘘の動機は書かない
採用されることを意識すると、ついつい採用側に受けが良さそうな応募理由を考えてしまうかもしれません。
しかし、志望動機は履歴書に書くだけでなく面接で話さなくてはならない場合もあります。例えば、お金に困っていないのに「学費を稼ぐため」と嘘の志望動機を書けば、面接時に面接官に深く突っ込まれて答えられないなんてこともあるでしょう。
もし運よく採用されても、働き始めてから嘘がバレて信用を失くすことにもなりかねません。働く志望動機は自分に正直な内容を書くようにしましょう。
動機を2、3個ピックアップ
マストではありませんが、志望の理由は2、3個書けるとベストです。それ以上あっても構いませんが、あまり志望動機が多すぎると記入欄に上手くまとまりません。動機の数が多いことより、その動機について掘り下げて書いた方がより説得力が増すでしょう。
履歴書にまとめる際は、自分の中で優先度の高い志望理由をピックアップして記入し、その他の動機は面接時に口頭で付け加えるようにしてください。どうしても1つしか浮かばないという人は、その動機についてしっかり説明することを心がけましょう。
適切な文字数でまとめる
大前提として、ピックアップした動機を箇条書きでまとめることは避けてください。その動機について説明することを含め、丁寧な文章として書いていきましょう。
履歴書は赤の他人が見るものなので、読みやすさが重要です。あなたが購入した履歴書のフォーマットにもよりますが、枠内に的確に収まる文字数の目安として200文字程度書いていくことをおすすめします。
あとは文字の大きさや行間などで調整し、読みやすい文章を意識してみてください。
バイトに受かるための志望動機の書き方とは?
基本的な書き方がわかったところで、肝心の志望動機の内容を見ていきましょう。
採用側が志望動機で重要視していることは、ズバリ「働く意欲」と「雇うメリット」です。
その2点をしっかりカバーした書き方が、採用へ繋がる道となります。
自分のやる気をアピールし、自分を採用したらこういうメリットがあるぞと提示することが重要なポイントとなります。
働く意欲を見せる書き方
例えば「時給が高い」ことが志望動機なら、たくさんお金を稼ぎたい理由を加えて書いてみましょう。具体的に稼ぐビジョンのある人はそれだけ意欲的に見えます。信頼度もアップするでしょう。
また、「仕事内容に興味がある」といった動機なら、将来に繋げて書いてみると誠実さが増します。「パティシエの専門学校に行きたいから、飲食店がどういった仕事内容か興味がある」「将来接客業に就きたいから、コンビニスタッフの接客ノウハウに興味がある」など、明確な目的意識があると「この人のやる気は本物だ!」と認めてもらいやすくなります。
雇うメリットが感じられる
あなたの志望動機が「自宅から近い」ことだったとしましょう。ただそれを書くだけではあなたにとってのメリットでしかありませんが、ここで「自宅から近いから遅い時間のシフトにも対応できる」「通いやすいから長く続けられる」といったことを加えれば、雇う側にとってもメリットがあることを提示できますよね。
また、あなたがその仕事の経験者なら、経験があることを率先して書いていきましょう。即戦力になれることは雇う側にとって大きなメリットです。
高校生は仕事の経験が無いことも多いので、そういう時は自分の特技を絡めてみます。「手先が器用だから」「コミュニケーションが得意だから」と自分の強みが活かせることをアピールすれば、採用後の活躍を期待してもらえますよ。
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