やる気は十分あるし、やらないと困ることもちゃんとわかっています。それなのに、なかなか勉強に集中できない時ってありませんか?脳が勉強モードに突入してくれると楽なのに、それがうまくいかない時はとても苦しい思いをします。
「そこまで勉強が嫌いになってしまったのか」というショックや、大学受験が迫っている人だと「みんなは頑張っているのに」という焦りを抱いたり、環境のせいにしてごまかそうとする自分への自己嫌悪……思い悩めば悩むほど勉強ははかどりません。
今こそ、勉強に集中できない一般的な原因は何なのか考え、それに合った解決策を試してみる時です!
身体と精神からみた、勉強に集中できない理由
勉強に集中できないのは何かしらの理由があります。それは、身体面での理由や精神面での理由だけではなく、その両方が原因になっていることもあります。まずは最近の自分を思い出しながら、思いつく限りの項目を挙げてみましょう。
集中できない理由 身体面
食べ過ぎ
「満腹の状態で気持ちよく勉強しよう!」なんて思っていませんか?
食べ過ぎだとからだが重くなり、塾や自習室への移動が面倒になってしまいます。また、頭がぼーっとしてきて眠たくなってくることもありますよね。すると、「ちょっとゴロゴロしてから…」とか、「ひと眠りしてから…」というように勉強が後回しとなり、結局頑張れないままで終わってしまいます。
眠たい
眠たい時に勉強をしようとしてもなかなか集中できません。脳が働かないせいで作業効率が悪くなり、ますます勉強が苦痛になってしまいます。
かといって、睡眠をとりすぎるのもあまり良くありません。寝すぎることでかえって眠気が覚めないということもあります。
寒い・暑い
寒いと手に力が入らなくなり、ノート作りやPC操作にも支障が出ます。無理にそのまま続けても、腰周りが冷えて腹痛に襲われてしまうこともあるでしょう。
暑い時は、窓の開閉や扇風機のオンオフ、汗を拭ったり着替えなどに気を取られ、勉強に集中することができません。
集中できない理由 精神面
ネガティブなことばかり考えがち
「頑張ったのにいい点が取れなかったらどうしよう」とか、「必死だなって思われていたら嫌だな」なんて、ネガティブなことばかり考えていませんか?特に受験生だと「もし落ちたらどうしよう」と不安がよぎりやすいもの。しかしあらぬ心配は勉強効率を妨げる原因となります。
ネガティブなことばかり考えていても勉強は楽しくありませんし、人の目ばかり気にしていると目の前のことに集中できません。
やらされているという感覚
親や先生から勉強を「やらされている」という感覚でやってもダメです。納得がいかないまま続けても気が滅入るだけで、「やればいいんだろう」というやけくそ状態に陥ってしまいます。
すると、長い時間だらだらとやるだけになってしまったり、間違えても気にせずどんどん次に進むような、意味のない学習が繰り返されてしまいます。
勉強よりも気になっていることがある
勉強よりも気になっていることがあると身が入らなくなってしまいます。「見たいテレビがあるけれど録画のセットをしたか思い出せない」というような小さなことも、一度気になると気持ちがソワソワしてきます。
学校でいじめられている場合もそうです。大きな悩みがあると日常的に気持ちが不安定になり、勉強に集中できるほどの余裕が生まれません。
身体から勉強に集中するための方法
では最初に、勉強に集中できる身体作りから始めましょう。
やる気があっても身体がついて来てくれない時は、これからご紹介する方法を試して勉強ができる身体に整えてください。身体が万全な状態だとやる気もますますみなぎってくるはずです!
勉強前に簡単なストレッチをする
勉強前に簡単なストレッチをしておきましょう。
食べた後にしばらくのんびりしたら、軽く部屋の中を歩いたり、腰や腕を回したりして気分をリフレッシュさせます。スマホを操作した後なら目の周りを指でマッサージし、首を回して肩のコリをほぐしてみてください。
簡単なストレッチをしてから机に向かうと、頭にしっかり血が巡っているので、「さぁ勉強を始めるぞ!」というスイッチが入りやすいです。
仮眠をとって頭をすっきりさせる
眠たい時は仮眠をとってから勉強を始めるのがおすすめです。
そのまま勉強を始めても、結局長く続かずにその日の勉強を終わらせることになってしまいます。かといって、睡眠をとりすぎてしまうとますます眠くなったり、起きれないまま朝を迎えることになるかもしれません。
時間は20分前後と決めて、タイマーをセットするか、親に頼んで起こしてもらうようにしてください。
室温や体温が快適な状態にしておく
勉強の途中で寒さや暑さに邪魔されないように、あらかじめ部屋を快適な状態にしておいてください。
寒い時は暖房を入れ、動きにくくならない程度に厚着をします。袖周りが邪魔だとノートや問題集への書き込みがしにくくなるので、、上半身よりも下半身をしっかり保温するよう工夫しましょう。
暑い時は扇風機の風を全身にあびたくなりますが、からだが冷えすぎたりプリントが飛んでしまって集中できません。扇風機の向きや風の強さにも気を配るようにしてください。
ちなみに自分が極端に暑がりや寒がりな場合は自分の身体と相談して温度設定が可能な家での勉強がオススメ。そうでない場合、常に適温が保たれていそうな図書館や予備校などに場所を変えてみると勉強がはかどりやすいです。
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