人によっては中学生の頃に新聞配達のアルバイトをしていたということもあるでしょうが、多くの人が16歳以降に初めてのアルバイトを経験します。
ちょうど自由に使えるお金が欲しくなる年頃ということもあるでしょうが、初めてアルバイトをするに当たってはさまざまな不安を感じるものです。
そこで、ここでは特に高校生から人気のアルバイトである「コンビニ」、そして「飲食店」をピックアップしてポイントを紹介するとともに、初めてのアルバイトで不安を感じやすいポイントをQ&A方式で解説していきます。
中々人に聞けないという人でも悩みや不安を解決できるような内容ですので、参考にしてください。
アルバイトにまつわるQ&A
さて、まずはアルバイト探しから面接を受けるまでの間で、不安を感じやすいポイントを解説していきます。ここでつまずいてしまうとやりたいアルバイトに就けない可能性が高まるので、しっかりと覚えておきましょう。
バイトに受かるまでのQ&A
Q1.求人の探し方
A. アルバイト探しの方法はさまざまなものがありますが、中でも最近はパソコンやスマートフォンを使った方法が主流です。テレビCMでもお馴染みの「タウンワーク」「インディード」のほか、「ハローワーク」や地域密着型の求人情報サービスもあります。
また、いわゆる「リゾバ」、イベントスタッフなどの肉体労働系、スーパーの試食販売員など職種によっては登録型アルバイトという選択肢もあります。
まずはできる限り多くの方法を利用してみて、その中から一番使いやすいと思う方法を選ぶと良いのですが、中には同じ求人でも媒体によって条件が違っている場合もあります。(例、ハローワークでは時給800円だったがタウンワークは850円だったなど)仮にそういう差があった場合に損をしないためにも、メジャーどころは押さえておくと安心です。
Q2.電話をかける時
希望するアルバイトが決まったら、そのお店に電話を掛けて働きたい旨を伝える必要があります。最近はネット上で応募が完了したり、中にはメールで採用担当者とやり取りができたりする場合もありますが、ここでは電話必須の状況を想定して解説していきます。
A. 後で解説する面接も緊張するでしょうが、同じくらい緊張する人が多いのがこのタイミングです。スマートフォンや携帯電話の普及により、今は友達の自宅に電話を掛ける機会すらほとんどなくなってしまいました。そのため、他人や目上の人に対する礼儀正しい電話の仕方を知らない人が非常に増えていることも不安を強める要因といえるでしょう。
「初めまして。タウンワーク(求人を知った媒体)のアルバイト募集を見て電話しました。」
失礼かどうかという点を深く追求してしまえばきりがありませんが、まずこの程度の丁寧さであれば極端に悪い印象を持たれることはないでしょう。あとは相手が主導で話を進めてくれるでしょうから、丁寧に対応していけば申し込み完了です。一応、もう少し丁寧な例を挙げておくので参考にしてください。
「お忙しいところ失礼いたします。私(わたくし)佐藤と申しますが、タウンワークでアルバイトの募集を見てお電話いたしました。担当の鈴木さん(もしくは担当の方)にお繋ぎいただけますか?」
丁寧に話そうとすればいくらでも丁寧にすることはできますが、大切なことは失礼な対応をしないように意識することであり、丁寧さを追求することではありません。
もちろんできるならばやった方が良いに決まっていますが、丁寧に話そうとする姿勢は相手にも十分伝わります。逆に、あまり無理をした話し方をしていると会話の内容が頭に入らずトラブルのきっかけにもなり兼ねません。また、会話の内容でポイントとなるのは以下の点などです。
① 仕事内容
募集広告を見ればある程度想像できるかもしれませんが、直接聞くことでより詳しく具体的な内容を教えてもらえます。その中で質問が出てきた場合はそれを聞くことで採用後に「思っていたのと違う」というトラブル防止に効果的です。
② シフト
採用後に想定されるシフト状況を確認しておきましょう。たとえばテスト休みや習い事などで勤務できない曜日などがあることを伝えておくと、面接の段階まで進んでから条件が合わないという理由で不採用になる心配が減ります。
③ 面接の日時と持ち物
いつ、何時から、どこで面接を行うのか。履歴書が必要になることは分かるでしょうが、その他に何か必要な書類などはないかどうかをしっかりと確認しましょう。
Q3.履歴書を書くとき
A. 1つ目のポイントは、アルバイト用の履歴書を使用することです。一見同じように見える履歴書にも実は種類があって、それぞれで内容が少しずつ違っています。最も簡素な内容がアルバイト用の履歴書なので、これを使うと難しいことを考える必要がなくなります。
氏名、住所、電話番号、職歴(学歴)、アルバイト歴、資格、通勤手段、所要時間などが基本項目ですので、読みやすい字で丁寧に記入していきましょう。
字が汚いからといって不合格になってしまう可能性は低いでしょうが、明らかに丁寧に書こうという意識が感じられない場合は別です。下手でも良いので丁寧に、相手が読みやすいかどうかを意識して記入しましょう。
また、多くの人が頭を悩ませるポイントであろう志望動機ですが、難しく考える必要はありません。社会人フリーターであればまだしも、高校生アルバイトに対してあまり難しいことを要求する状況はほとんどありません。それこそ、「制服が可愛いと思ったから」という理由でも良いでしょうし、「前に利用したときの印象が良かった」という風に無難な理由でも良いでしょう。
「以前、こちらの店舗を利用したときにスタッフの方が笑顔で対応してくれて、思わず私も嬉しくなってしまいました。ぜひともその技術を教えていただきたく応募いたしました。」
もっとストレートに「時給が高いから」「家から近いから」という理由でも問題ありませんが、それだけを志望動機欄に記入して終わるのはダメです。たとえば以下のように、理由とともに相手が興味を持ってくれるような一言を付け加えておきましょう。
「通勤しやすさ、時給の高さが魅力的だと感じたのですが、何よりも制服が可愛く憧れています。家から近いので負担も少なく、急なシフトにも対応できるのではないかと思い志望いたしました。」
面接のとき
A. 一般的に5~10分前が良いとされます。目的地周辺で待機している分にはいくら早くとも良いですが、あまり早く面接場所に到着してしまうと相手の準備が整っていない可能性があるので注意が必要です。
合同面接であればまだしも、営業中に時間を割いて対応してくれる場合は特に気を付けましょう。また、1分でも遅刻は厳禁です。万が一にも遅れる可能性がある場合は、なるべく早く電話で伝えましょう。
志望動機
志望動機は履歴書にも記載していますが、それを補足するような形で話して問題ありません。自己PRなどを含められればさらに良いでしょう。
アルバイト経験
過去にアルバイトの経験がある場合は、なぜ辞めてしまったのかと理由を聞かれる可能性が高いです。人間関係の問題など本当は別の理由があったとしても、シフト状況が合わなくなってしまったなどのなるべく当たり障りのない理由を応えましょう。
希望シフト
特にテスト期間中の調整ははっきりと伝えておいた方が良いでしょう。
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