生活に直結する金銭問題、高校生結婚では顕著に
経済的な苦しさというデメリットも高校生結婚では無視できません。
「結婚は悲しみを半分に、喜びを2倍に、そして出費を4倍にする」とはイギリスの古いことわざですが、この言葉は多くの既婚者の共感を集めています。
さすがにこのことわざは現代日本には当てはまらない部分もありますが、結婚すると出費が増えるのは本当です。
「マイナビニュース」で「結婚してからお金の不安は増えた? 減った? – 共働き既婚者に聞く」というタイトルの記事が掲載されたことがありました(参考:マイナビニュース)。
記事中で既婚者を対象にアンケートがとられており、その中に結婚してからお金の不安が増えたか聞く質問がありました。結果は「増えた」という人が60.5%と多数を占めていました。
その原因として挙げられていた理由としては、養育費、配偶者の浪費、将来設計、出費が多いこと、給料が増えないことといったものでした。結婚すれば身の回りのことを全て自分たちでまかなう必要があるため、出費が増えるわけです。
キャリア、養育費……これらを抱える自信、ありますか?
さらに、高校生結婚では仕事のキャリアを積めないうちに結婚します。このことは夫婦の給料が高くないことを意味するため、生活環境も苦しくなりやすいです。
加えて、お金が原因の苦しみは夫婦2人の間だけでは終わりません。将来子どもを持った時には、子どもにかかるお金も必要です。
例えば、子どもを幼稚園から小学校、中学校……と最終的に国立大学まで卒業させるには1,355万円かかるなんて情報も(参照:節約大全)。もしあなたが子どもを持ちたいなら、こうしたお金も用意する必要があるでしょう。
最後に挙げた経済力という点が、高校生結婚の最大のデメリットになります。
高校生結婚は早いうちの人生設計が可能で、そこがメリットです。しかし、日本社会では経済力がなければ結婚すべきでないという見方が強いです。
そのため、高校生結婚をしていると、時には就職試験の面接などでマイナス評価がつけられる可能性があるかもしれません。
高校生は簡単に結婚できない!そのワケは?
高校生結婚は簡単でない場合が多いです。結婚に足りる年齢であったとしても周囲からの風当たりが強くなりがちでしょう。それはどうしてなのでしょうか。
親からの承諾は大きな壁
まず、親からの賛成が得られない場合があります。親は人生の先輩として、結婚にどれだけお金が必要で、どんな困難が待ち受けているかを経験してきています。そして、家庭を持つことは決して簡単なことではないことをわかっています。
親はわが子の苦しむ姿を見たくないものですから、どんな親でも高校生結婚には難色を示すのではないでしょうか。親はあなたの最大の理解者であり、最も頼れるアドバイザーです。
本気で高校生結婚を考えるなら、なるべく親の理解を得られるようにした方が良いでしょう。
高校生での結婚、周りはどう見るか
次に、学校をどうするかという問題があります。高校生結婚をしたカップルで、退学する人もいます。退学といっても、学校側が結婚したカップルを退学させることはできません。カップルの側から退学を選ぶ場合があるということです。
その理由は、高校生結婚が周囲から奇異の目で見られるからです。珍しいことをすれば注目されてしまうのは仕方がありません。最悪の場合にはいじめにつながることもありえます。周囲から浮いた存在として毎日学校に通い続けることの辛さは当人にしかわかりません。
そうした辛さの中で、周囲の視線から逃れようと退学を選ぶ人もいます。
もしも高校生結婚を考える女性が妊娠していたとしたら、それはまた別の問題です。出産にせよ中絶にせよ大金が必要になりますし、健康上のリスクも存在します。もしも妊娠していたとしたら、産婦人科の医師と話したりして対策をさがしましょう。
周りの誰かに言いづらければ匿名で利用できる電話サービスを使う方法もあります。有名なサービスは「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」(0120-783-449、24時間対応)などです。
ただ、高校を退学すれば経歴は中卒になります。これは就職において不利です。退学は最後の手段にしましょう。
結婚=大人、という考え
また、結婚するということは一人前の大人になるということなので、家庭や学校以外の人間関係もこなす必要があります。
例えば、親戚づきあいや職場、近所づきあいなどさまざまな方面でいろいろな人とうまくやっていかなければいけません。そうした人付き合いの場面で、高校生結婚をしたカップルはやはり奇異の目で見られます。
理解してくれない人もいる状況で、周りからの反応に耐えなければいけないかもしれません。
ここまでデメリットを述べてきました。高校生結婚をするつもりなら、これらのデメリットを心得ておく必要があります。
もし本当に結婚をしたい場合、上記のハードルに対してあなたは強い覚悟を持っていますか?
もちろん当事者たちも結婚生活がそう簡単にいかないことは一番よくわかっているでしょう。なので、決断は最後の最後に下すことにして、まずはできるだけデータを集めることをおすすめします。時間をおけば見落としていた問題点も浮かび上がってきますし、より良い選択肢も見つかるでしょう。
早まった決断は当事者たちだけでなく周囲の人も不幸にします。パートナーを不幸せにしないためにも最良の選択をしてみてください。
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