小説界の鉄板ジャンル、恋愛。
恋愛小説はバリエーションが豊富で高校生向けから大人向けまで年代問わず人気作がたくさんありますが、ここでは高校生に絞ってご紹介していきたいと思います。
さらに高校生向けでも王道青春小説からファンタジー系・ミステリー系など、ジャンルにわけて解説!読書感想文や、学校での朝読などにぜひご参考ください。
これぞ高校生の王道 青春恋愛小説
皆さん、青春してますか?
高校生といえば、青春。恋愛はもちろん勉強に部活に一生懸命な高校生の心の琴線に触れる、王道の青春恋愛小説をご紹介します。
『阪急電車』有川浩
有川浩の『阪急電車』は、実際に神戸を走る阪急電車今津線を舞台に、8つのストーリーが展開されます。日常生活や人間関係など、恋愛でないお話もありますが、最後には心がほっこりする作品です。恋愛だけに限らない内容なので、読書感想文にもおすすめです。
偶然同じ車両に、乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、恋の始まりや失恋、人生の途中下車、人生にはいろいろあるけど登場人物たちを応援したくなるような、希望の物語です。電車通学の人は特にオススメ。
『君の膵臓を食べたい』住野よる
また、最近大ヒットした恋愛小説、住野よるの『君の膵臓を食べたい』も定番の恋愛小説となりました。
主人公の『僕』が偶然病院で拾った1冊の文庫本から始まるストーリーで、その文庫本はクラスメイトのある女の子が綴っていた闘病の秘密の日記帳。クラスメイトの病気・余命を突然知った『僕』の切なくて残酷な現実の物語です。普段読書をしない人もさらっと読める一冊です。
最後はハンカチを片手に読むことをおすすめします。
ご紹介した2つの王道の恋愛小説は普段本を読まない人や読書初心者でも気軽にサラッと短時間で読むことができます。
号泣必須 泣ける恋愛小説
時には泣きたい、感動することでリフレッシュをしたいという高校生のみなさんにおすすめの、涙を誘う泣ける恋愛小説をご紹介します。
『今、会いにゆきます』市川拓司
映画でも大ヒットした、市川拓司の『今、会いにゆきます』は、亡くした妻が記憶を失った状態で突然現れてから、妻が生きていた時の家族3人の幸せな毎日が戻ってきます。けど、その幸せな毎日を妻がいついなくなるか分からないという不安感と、大切に守ろうとする父と子の姿が描かれています。
主人公の夫の病気による弱さと、人を愛する強さの対比がよく描かれていて、じんわりと心に染みる一冊です。
『100回泣くこと』中村航
また、中村航の『100回泣くこと』は、すごくピュアな恋愛小説。何もかもが順調にいくと思っていた主人公が最愛の人物を失ってしまい、悲しみから乗り越えるまでの日々を描いています。
泣ける作品は女性目線の恋愛小説が多いですが、もちろん男性が読んでも号泣必須です。涙を流してスッキリしたいときに読むことをおすすめします。
号泣してしまう可能性があるので、通学中の電車の中では、おすすめできません。
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