私って太ってる？高校生の気になる平均体重と、理想的な体型とは？

テレビや雑誌で見かけるアイドルやモデルは、皆スラッとしていてスタイルが良く、女子高生なら誰もが憧れを抱く体型をしていますよね。

自分の体型にコンプレックスを抱える女子高生は多いです。両親ともに体格が良く、遺伝的にぽっちゃりしている人や、3年生になって運動部だった人が部活を引退し、途端に太り出してしまった人など、様々な原因からダイエットに励む人も少なくないでしょう。

そこで今回は、体型に悩む女子高生のために、高校生の平均的な体型や目指すべき理想の体重などを徹底解説します！ダイエットを始める前に、自分のなりたい目標体重を定めるための参考にしてみてくださいね。

みんなの平均身長・平均体重ってどのくらい？

まずは、高校生の身長・体重の平均値を見ていきましょう。

文部科学省が実施している、平成30年度の「学校保健統計調査」に全国の高校生の平均身長・平均体重が記載されていますので、ご紹介します。
自分の体型は標準的なのかどうか、参考程度に見ていってください。

男子高校生の平均

男子高校生の各平均値は、以下の通りです。

女子高校生の平均

女子高生の各平均値は、以下の通りです。

高校生は男子より女子の方が太りやすい!?

上の表からも分かるように、高校生は男子の方が身長の伸び率が高い傾向があります。
男女ともに高校生は第2次成長期の段階ですが、一般的に、男子は17歳前後で成長期が終わるのに対し、女子は15歳前後ですでに成長期が終わっている場合が多いです。

成長には個人差がありますが、女子高生の多くは、今の身長から伸びることはほとんどありません。まだまだ身長が伸びる可能性のある男子と違って、女子高生は食べた分が体重に反映しやすいとも言えます。

中学生からの食欲をそのまま維持して、いつの間にかぽっちゃりしてしまった女子も少なくないのではないでしょうか。

太りすぎ？痩せすぎ？自分の適正体重を知ろう！

自分が太っている方か痩せている方か、というのは平均値を見てもわかりません。一般的に、太っているか、痩せているかというのは身長と体重のバランスで判断します。

自分の身長ではどのくらいの体重なら問題ないのか、その適正体重を測ってみましょう！

体型の世界基準「BMI」とは！

健康診断などで、一度は耳にしたことがあるかと思いますが、BMI（Body Mass Index）とは、身長と体重の関係から肥満度を計算する人間の体格指数の事です。

計算方法は
体重(kg) ÷（身長(m) × 身長(m)）です。
自分の身長を二乗した数値で体重を割ります。
例えば160cmで54kgの人なら、54÷（1.6×1.6）＝21 がBMI値となります。

BMIの計算式は世界共通ですが、肥満度の基準は国によって違います。日本の肥満基準は日本肥満学会が定めており、

となっています。
BMI値が高すぎると糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすいとされ、BMI 22の体重が、統計的に最も病気になりにくい標準体重としています。
総合病院などの肥満外来やダイエット外来でも、BMI値を基準に肥満治療をしています。

自分の「適正体重」を計算してみよう

ここで、自分にとっての適正体重を計算してみましょう。適正体重とはBMI 22になる、健康的な標準体重のことです。
計算方法は、
身長（m）×身長（m）×22になります。

例えば身長160cmの人だと1.6×1.6×22＝56.3kg が適正体重です。
上でご紹介した高校1年生女子の平均身長だと、適正体重は54kg程なので、平均体重は標準値よりも低めなことが分かります。

目指せ！理想的な「美容体重」

健康的な適正体重はわかりましたが、日本人の感覚からするとBMI 22ってちょっとぽっちゃり……？と感じてしまう人もいるかもしれません。

スタイルにこだわる女性たちの間では美容体重というのが体型の指針になっています。美容体重とは健康にも害がなく、なおかつ美しい体型のことで、女性らしい丸みがありつつも、ほっそりしたラインの理想体型とされています。

美容体重の計算方法は
身長（m）×身長（m）×20です。
例えば、身長160cmの人なら、1.6×1.6×20＝51.2kgが美容体重となります。

美容体重はBMI 20になる体重なので、BMIの普通値である18.5〜25にも収まっています。健康を保ちつつ美しく見える体重とのことで、ダイエットの目標体重に掲げる人も多くなっています。