高校生の皆さんは、社会で必要なマナーをどれくらい意識していますか?
普段友達と遊んでいる分にはマナーなどあまり考えないかもしれませんが、中学卒業後、義務教育ではなくなる高校生には、よりしっかりとした一般常識が求められます。
おそらく、最初にマナーの必要性を感じるのは初バイトの面接の時ではないでしょうか。礼儀正しく面接に臨まないと採用されないのは当たり前ですが、一体何が「礼儀正しい」のか、マナーや作法が分からない高校生は多いかと思います。
そこで今回は、面接時に必要な基本マナーを徹底的にご紹介します!学校では教えてくれない常識や作法も一挙大公開しますよ。
バイト面接に不安を感じていた方はもちろん、「面接なんて楽勝でしょ!」と思っていた方も、意外な落とし穴が見つかるかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてください!
勝負はここから始まっている!面接に向かう前の基本常識とは?
マナーを意識するのは、面接会場に着いてからだと思ってはいませんか?
礼儀正しく面接に臨むには、面接に向かう前から気をつけなくてはならないことがあります。家を出てから「しまった!」と後悔しないよう、事前準備についてもしっかりチェックしてください。
忘れものはない?当日の持ち物
面接に持っていく最低限の持ち物は「メモ帳と筆記用具」「スケジュール帳」「履歴書」です。
面接では、大事な事柄は全て面接官が口頭で説明します。シフトに関してや、働く上で必要なものなど、覚えきれないことはメモをしなくてはなりません。
普段は携帯電話のメモ機能を使っているとしても、面接時に携帯を取り出すことはマナー違反です。必ずメモ帳と筆記用具を用意しましょう。
スケジュール帳に関しても同じです。いつもは携帯のスケジュール機能で予定管理しているとしても、面接時に携帯で確認することは失礼に当たります。面接官にシフトの都合などを聞かれたらすぐに答えられるよう、スケジュール帳や自分の予定をメモしたものを持っていきましょう。
履歴書は封筒やファイルなどに入れて持っていくと、汚れたりくしゃくしゃになったりする心配がありません。履歴書以外に「親の同意書」や「アルバイト許可証」など必要書類がある場合は、それも忘れずに準備しておきましょう。
面接時の服装ポイント
面接時の服装は、高校生なら制服が無難です。制服は高校生の正装なので、制服で面接に行って失礼になる可能性はありません。
ただ、ヨレヨレの制服や崩した着こなしは印象が悪くなるので避けましょう。
土日や夏休み中といった学校のない日に面接の場合、制服を着るのが面倒だという人は私服で行っても構いません。しかし、私服選びには注意しなくてはなりません。おしゃれよりも清潔感のある服装を心がけでください。
到着時間にも注意!
面接場所に到着する時間にも気をつけなくてはなりません。遅刻が失礼なのはお分かりかと思いますが、早く着きすぎるのも印象が良くありません。
面接を担当する方も、面接時間までは仕事をしています。あなたの前に他の人を面接している可能性もありますから、早く着きすぎてしまうとかえって迷惑になりかねないのです。
到着は面接開始時間の5〜10分前がベストです。そのあたりに到着できるよう、時間を調整して家を出るようにしましょう。
道に迷ったらどうすればいいの?
面接は勤務するお店で行うことがほとんどですが、初めて向かうお店だと道に迷ってしまう可能性もありますよね。
道が分からなかった場合は、遠慮せず早めにお店へ連絡するようにしてください。迷ったために面接時間に遅れてしまいそうなら、その旨もきちんと電話で伝えましょう。
面接場所に土地勘がないなら、余裕を持って少し早めに向かうことも必要です。
気を引き締めて!面接場所についてからのマナーとは?
面接場所に到着した時点で、もう面接は始まっていると考えて気を引き締めてください。第一印象は採用を判断する上で重要な事柄の一つです。まだ採用担当者に会ってないからといって、油断しないようにしましょう。
帽子やコートは脱いでおく!
面接に帽子はかぶって行かない方が良いですが、どうしても必要な場合はお店に入る前に脱いでおきましょう。
忘れがちなのはコート類です。冬場は寒いので、コートやダウンなどの上着をはおって面接に向かいますよね。そういったコート類も、お店に入る前に脱いでおくのがマナーです。
ジャケットなどの薄手の上着は、着たまま面接を受けても問題ありません。
入店したらスタッフに声をかけよう
お店に入ったら、まず近くにいるスタッフに声をかけてください。
といったように、分かりやすく丁寧に尋ねましょう。面接を担当してくれる採用担当者の名前が分からない場合は、「ご担当者様をお願いできますでしょうか?」と聞いてみるようにしてください。
スタッフに声をかける時は、仕事の邪魔にならないよう注意しなくてはなりません。スタッフが接客中の場合は、お客さんが離れるまで待ちましょう。
カフェやファーストフード店で、カウンターの中にスタッフがいる場合は、並んでいるお客さんを優先しながら声をかけるようにしてください。
すれ違うスタッフには笑顔で挨拶!
スタッフが採用担当者を呼びに行っている間、待っているあなたと他のスタッフがすれ違う可能性もあります。緊張しているかもしれませんが、無愛想に待っていては印象も悪くなりますよね。
すれ違うスタッフや目が合ったスタッフには、自分からきちんと挨拶をしましょう。
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