16歳になると、「働く」という行為が可能になります。現状ほとんどが高校生なのでアルバイト以外の選択肢は中々選べませんが、何もすべてのこの年代が高校生だというわけではありません。
高校を中退した人、通信制高校や高専に通っている人は普通の高校生と同じ扱いになるのでしょうか。
求人情報を見て、働きたいと思える条件の良い仕事(アルバイト)が見つかっても、そこに「高校生不可」の一文があると、「自分は働けるのか?」と不安になってしまうものです。
そこで、責任をもって仕事として取り組む意思がある人に向け、それぞれの立場ごとの解説をしていきます。
「高校生不可」にあなたは当てはまる?
業種によっては法律上の観点から高校生不可としているものもありますが、そういった明確な理由がない場合も少なくありません。たとえば、以下のような状況が考えられます。
・主に職場環境の点からみた雇用主の希望
・高校生までに学習する知識では足りない
高校生だけど高校生じゃない!
一般的に高校生というと16~18歳です。2017年時点の高校進学率は98.8%と非常に高く、この年代=高校生としてとらえても問題はないでしょう。
しかし、その年代の中にはいわゆる普通の高校生とは異なるスタイルで生活している人もいます。
高校中退
高校を途中で辞めてしまった人。中には、一足先に社会人として働き始める人もいます。
高専生
「高等専門学校」の略。一般教育および専門教育を5年の一貫教育で行う。普通の高校は中等教育機関だが、高専は大学と同じ高等教育機関に分類されます。生徒ではなく学生という認識。
通信高校生
日常的に登校して授業を受けるわけではなく基本は自宅学習で、月または年に数回程度の登校のみ。高校中退者、すでに働いている人、芸能活動など通学が難しい人や不登校者などが主で、3年以上かけて卒業単位の取得を目指しています。
今回注目してみていく上記3つは、いわゆる高校生と同年代ながら普通とは少々異なる状況にあります。ただ、高校生自体が16~18歳しか在籍していないというわけではなく、中には40代や50代、あるいはもっと高齢になってから入学する人もゼロではありませんので頭に入れておいてください。
高校中退者は「高校生不可」バイトで働けるの?
まずはこちらの「高校中退者」からです。今回紹介する3パターンの中でいえば、最も分かりにくい状態といっても良いだろうこの状況ですが、ポイントは採用する側の会社がどのように判断するかです。
高校中退者は「高校生不可」に当てはまらない!
大きな見方をすると、すでに高校生という職業ではなくなっている以上は高校生不可には当てはまらないといえます。ただ、この場合はなぜ高校生不可という条件を設けて求人を出しているのかがポイントです。
たとえば、その理由が「平日の午前中に働いて欲しい」ということだった場合、その時間帯に勤務可能であれば採用してもらえる可能性があります。そもそも高校生ではないので、不可とする条件にも該当していないため心配はいらないでしょう。
しかし、たとえば「学歴の不足」「経験者が欲しい」といった理由で「高校生不可」にしている場合は、高校に通っていない中退者でも不採用と判断される可能性もあるので要注意です。
学歴不問!高校中退者におすすめのバイト
おすすめのバイトといっても選択肢はたくさんあります。未経験歓迎のコンビニや飲食店はもちろんのこと、工事現場や解体業などの肉体労働系も人気です。将来的にどういった仕事に就きたいと思っているのかを考慮し、その関連業種で働くという選択もあります。
求人を探す方法はハローワークが定番ですが、最近はインターネットを使った募集も増えています。まったく同じ企業が出している求人でも媒体によって内容が異なっている可能性もあります。できるだけ多くの方法を利用して探しましょう。とにかくたくさんの企業を受けて検討したい人は、求人サイトで気になる求人に一括応募して臨んでみるとよいでしょう。
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